奈良岡監督がジュニア選手を指導するうえで重視しているのが、コミュニケーションをとることです。

選手のことを知るために、少しでも多く一緒の時間を過ごすようにしています。

選手を知って信頼関係を築く 好成績につながった例

一緒に食事をとる、お風呂に入るといったことを続けていると、選手の性格や行動パターンがわかるようになってきます。何より信頼関係も築けるようになるのです。
 
(このコンテンツはバドミントンマガジン2016年09月号66ページを参考にしています)

これは浪岡ジュニア以外の選手を指導する際も同様で、一緒に練習をしたり、食事をとるようにしています。
 
知り合ったばかりの人と一緒に食事をするなどして親睦を深めるのは、大人と同じなのです。
 

 
選手を知ることで成績につながった例をひとつ。
 
浪岡ジュニアのMちゃん(小学1年生)とYちゃん(小学3年生)が全小の県予選に出場しました。
 
二人は4年生ペアと対戦し、第一ゲームで逆転勝利するも、第二ゲームは敗れてしまいます。
 
そしてファイナルでは接戦になりました。ここが踏ん張りどころです。そこで奈良岡監督はこんな声をかけました。「ちゃんとした賞状、欲しくない?」
 
すると二人は「欲しい!」と目を輝かせ奮起し、粘り勝ちしたのです。ペア結成から1ヶ月半しか経っていないにもかかわらず、東北大会出場を決めました。
 
「ちゃんとした賞状」にはどういう意味があったのでしょうか?答えは奈良岡監督が試合の前日、Yちゃんの家を訪問した際目にしたものにありました。
 
そこには、のし紙で作ったような、球技大会3位の賞状が大事に貼られていたのでした。
 
「のし紙」の賞状にも大きな価値がありますが、正規の書式で作られた賞状もYちゃんはきっと欲しがっているのではないか、と監督は考えたのです。
 
結果的に二人は勝利を収めます。
 
選手を知ることが良い結果をもたらした一例といえるのではないでしょうか。

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