川村卓筑波大学教授の著書「最新科学で身につける!ピッチングバッティングの技術」に、バッティングの指導についてのエピソードがありました。
トップ選手の真似が難しい場合に何を参考にするか、川村教授がアメリカでの体験を語られています。
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最新科学で身につける!ピッチングバッティングの技術
※サンプルを読む・Kindle版あります
同書の13ページから一部を抜粋して紹介します。
アメリカで注目されている日本のバッティングスキル
トップ選手を手本にするのは日米共通ですが、実践するのはそう簡単ではありません。
アメリカに南カリフォルニア大学というMLBのドラフト上位に指名される選手が多く所属する強豪大学があります。
このチームのヘッドコーチに「アーロン・ジャッジのような打ち方を指導しているのか?」と尋ねたことがあります。
すると彼は「あれはジャッジだからできる打ち方で真似ができない」「ところが選手たちはジャッジのスイングを真似てしまい困っている」との答えが返ってきました。
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それではどんな練習がいいのかというと…
さらに「日本人の打ち方がいいと考えている。ぜひ日本のバッティングを教えてほしい」と言われたのです。
つまり本書もそうですが、皆さんに指導をされている方々が伝えようとしているバッティングスキルは、アメリカでもよいとされている動きなのです。
大谷選手までたどり着くかは置いておき、今は自分たちの練習や日本のバッティングスキルに自信を持って取り組んでもらいたいと思います。
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普段行うバッティング練習として日本のやり方も間違っていないことがわかるエピソードです。
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