弓道には「射法八節」と呼ばれる基本動作があります。
構えの姿勢から弓弦を引き、矢を放つまでの一連の動きは順番が決まっており、それらを射法八節と呼びます。
動作の流れは以下のようになります。
- 執弓の姿勢(とりゆみのしせい)
- 足踏み(あしぶみ)
- 胴造り(どうづくり)
- 弓構え(ゆがまえ)
- 打起し(うちおこし)
- 引分け(ひきわけ)
- 会(かい)
- 離れ(はなれ)
- 残身(残心・ざんしん)
- 弓倒し(ゆだおし)
- 物見返し(ものみがえし)
- 足踏み戻し(あしぶみもどし)
2の足踏みから8の残身までの8項目を射法八節と呼びます。
その前後の動きも大事なので、初心者は十二節として覚え、身につけましょう。
これらの動作を覚えるには、まずは弓と矢を持たずに動作だけを行います。
どの節でどんな動きをするのか、意味を考えつつひとつひとつ覚えていきます。道具を持たないことで体の動きに集中できます。
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関東中学校弓道連盟の高栁憲昭会長は「勝つ弓道上達のポイント50」で、以下のような覚え方を推奨されています。
・会の時には5つ数えてから離れの動作を行う
・全ての動きを頭と体で理解出来たら、一連の流れとして体がスムーズに運ぶように反復練習
・十二節の名前と射型を覚えたら、ゴム弓を持っての射法八節練習に移行する
・ゴム弓を使っての弓構えでは弓を持つ手の内や引き分けの感覚を意識する
・会の後、離れまでは5秒待ってからゴム弓を離す
射法八節のフォームは、自分で鏡を見ながら、もしくはコーチや先輩に見てもらってチェックを受けましょう。
間違った動作のまま覚えないよう注意が必要です。
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