07年4月25日、熊本で予定されていたソフトバンク対西武戦は中止になってしまいました。

雨がやむのを待つベンチで、思いがけないことが始まりました。
 
王監督がバットを手に、打撃について語り始めたのです。


王監督の打撃講義「腕をしならせてムチのように」

今期王監督は、選手の指導を秋山総合コーチや新井打撃コーチにほとんど任せています。練習で王監督が直接指導する機会は少なくなっているのです。
 
そんなとき、ベンチで始まった突然の王監督直伝の「打撃講義」。これには選手も大喜び。
 
的場選手は「腕をしならせて、ムチのように手を使うように」と言われたそうです。
 
王監督の講義は試合中止が決まる18時20分まで続きました。
 
その後ソフトバンクは連勝を続けています。思いがけない臨時講義の効果は間違いなくあったようです。