バドミントンを練習する際は指導者がいれば理想的ですが、選手がいつでも指導を受けられる環境ばかりではありません。

「指導者がいないので選手同士で工夫して練習メニューを作っている」というケースもあるでしょう。
 
そんな時、効果的に上達するためには何が必要なのでしょうか?
 
日本代表を指導する中西洋介コーチが、自身の著書「アカデミックバドミントン」で、指導者がいない場合の注意点を指摘されています。
 
一部抜粋して紹介します。同書の102ページを参考にしています。

指導者がいない練習に取り組む意識とトレーニング

練習に取り組む意識について

常に目的をもつことが大事
「指導者がいなくて練習メニューに困っています」と相談されることがあります。
 
一つ言えるのは、「どんなメニューをやるかより、どんな意識や雰囲気でやるかが大事」ということ。基礎打ちやパターン練習、手投げノックなど、指導者なしでできるメニューに、どう取り組んでいるか、見直してみましょう。
 
といっても、意識を高めるのは難しいですよね。そんなときは、練習メニューに目標を設定します。「この時間はミスをしない」「20本連続でつなげる」・・・。具体的な目標があれば、自然と意識が変わるはず。
 
さらに、「試合を想定して打つ」を徹底することです。一人が意識を変えれば、必ずいい影響が生まれます。練習の雰囲気から変えていきましょう。

 
指導者がいない現場での練習

ノックの効果とトレーニングのコツ
指導者がいない環境では、複雑なノック、スピードのあるノックを受ける機会は少ないと思います。
 
しかし、単純な手投げノックでもしっかり取り組めば、基礎力を高めることはできます。
 
そして、基礎力が高まれば練習の質が上がっていく。実力がつけば自分やチームに足りない部分が見えて、必要な練習メニューが自然とわかってくる。本書で紹介している練習法などを参考にして、練習メニューを組み立てることができるはずです。
 
さらに、ランニングや筋力トレーニングなどコート外でのメニューを継続しながら、シャトルを打つフィジカル練習を増やすこと。
 
追い込まれた態勢で打ったり、息が上がるキツいメニューを取り入れるなどして、試合につなげてください。

練習メニューの参考には、中西コーチの「アカデミックバドミントン」やDVDを参考にしてみて下さい。


中西洋介のアカデミック・バドミントン
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