アテネ五輪金メダリストの柴田亜衣さんは三歳から水泳を始めました。
 
幼稚園時代には体操と硬筆教室にも通っていましたが、本人曰く「このふたつはただ通っていただけ」だそうで、あまり熱心ではなかったようです。
 
(このコンテンツはスイミングマガジン2011年2月号68ページを参考にしています)

小学校2年のときに福岡から徳島に引っ越したのを機に、硬筆と体操はやめてしまいますが、水泳は続けました。
 
コーチが厳しくても水泳を続けたのは、水の中にいるのが好きだったからだそうです。
 
小学校時代は野山を駆け回って遊ぶ元気な女の子でした。水泳の練習が無いときは友達の家の前で缶蹴り、鬼ごっこ。
 

 
学校では給食の時間が大好きで、クラスのみんなとおかわりを競いあっていたのだとか。
(ちなみに、きなこ入りの揚げパンがお気に入りでした)
 
高学年になると塾に通い始める友達も増えましたが、柴田さんは「私は水泳の練習があるからいいや」と、さっぱり割り切っていたそうです。
 
「人は人、私は私」と考えるタイプなのです。
 
同年代のスイマーが好記録を出すと、「すごいなぁ」とは思っても、「結果の出ない自分はダメだ」とは考えません。
 
柴田さんはジュニア世代に向けて

「タイムが出なくて焦ったりすることがあるかもしれません。でも急がないでほしい。
 
周りと自分を比べずに、常に自己ベスト更新を目標にして練習を続けてほしいと思います」

と語っています。
 
水泳の記録に限らず、人生のあらゆる場面で意識すべき言葉かもしれませんね。
 

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