コロナウイルス蔓延による影響は、あらゆる分野の人の行動を制限しています。
 
アスリートなどスポーツ関係者は、その影響を最も強く受けた業種のひとつではないでしょうか。
 

 
大会の延期・中止だけでなく、ジムやプールの閉鎖により練習すら思うようにできなくなりました。
 
日本記録を出すようなトップスイマーも例外ではありません。
 
雑誌「Tarzan」の2020年8月13日号に、競泳の中村克選手の家トレや食事の記事がありました。一部を抜粋して紹介します。
 
(このコンテンツはTarzan 2020年08月13日号(Amazon)47ページを参考にしています)

水泳中村克選手 コロナ禍での自宅トレーニングメニュー

日本記録保持者の中村克選手も他の選手と同様、コロナ禍でプールが閉鎖され泳げない日々が長期間続きました。
 
その練習できない間、中村選手は自宅での筋力トレーニングを工夫して実践していたのです。
 
以下に内容をまとめます。
 

3kgのダンベルで背中の深層筋を刺激

横向きに寝て上側の手でダンベルを持ち、脇を締めたまま3kgのダンベルを上げ下げします。
 
腕の筋力ではなく肩甲骨を動かす意識で、左右各30回ゆっくり行います。
 
ちなみにこのダンベルは中村選手の自宅にある唯一のウェイトだそうです。
 

3kgダンベルで片手ショルダープレス

床に座り、片腕を横に広げて3kgのダンベルを上下に動かします。
 
この動作のキモは肩を鍛えるのではなく、背中を鍛えること。
 
中村選手にとって、これは背中のトレーニングなのです。

この動作で僕は背筋を使います。
 
ダンベルを握らず、手に乗せるイメージでやると背筋を意識しやすいです。

腕を広げての腕立て伏せ

胸にきかせるため、手幅を肩幅の倍近く広げて腕立て伏せを行います。
 
15秒間全力で動作した後、15秒間休憩。これを6回繰り返すと「胸がパチパチ」になるそうです。
 

 
以上紹介したのは、中村選手の家トレの一部です。
 
トレーニングが日課となっているため、食事ではたんぱく質が欠かせません。
 
夕食では刺身や炒めた肉を食べることが多く、ホタテも「ホタテ丼」としてよく食べています。
 
冷蔵庫には豆腐、モズク、大根おろしが常備されています。
 
トマトやブロッコリーなどの緑黄色野菜も積極的に食べます。