ストリームラインを作るのは、水泳の記録向上に欠かせない基本です。
理想的なストリームラインは体の凹凸がもっとも少なくなり、水の抵抗も最小限になります。これはクロールだけでなく、どんな泳法にも共通しています。
それでは、理想的なストリームラインとはどういうものなのでしょうか?
雑誌Tarzan 2015年5/28号 No.672(Amazon)108ページに、理想のストリームラインについての記事がありました。
ポイントをまとめて紹介します。
理想のストリームラインの作り方
理想のストリームラインは、単純に言えば両手を頭の上で重ねて、体を真っすぐ伸ばし、水中を真っすぐ進む姿勢です。
これを実現するためには、以下のようなポイントがあります。
手・・・両手が重なった状態で指先が前を向いている
腕・・・左右の耳を挟み、真っすぐ前方へ伸びている
胸・・・背すじは真っすぐ、胸郭は大きく広げる
肩甲骨・・・胸郭を左右に広げると同時に、肩甲骨を中央に寄せる
体幹部・・・ドローインにより下腹部を凹ませる
脚・・・下に沈むまず両脚が揃って後方に伸びている
ドローインとありますが、この意識が強くなりすぎて腰が反ってしまうのはダメです。腰が反ると水中で腹部が沈みがちになるので、余計な抵抗が増えてしまいます。
体の凹凸を少なくするのがポイントであることを忘れないようにしましょう。
次のページでは、理想のストリームライン作るのに効果的なエクササイズを紹介します。