文大杉並高校ソフトテニス部の野口英一監督の著書「ソフトテニス攻撃力を高める技術と戦術」に、「50音テニス語録」というコラムがあります。
頭文字が「あ」「い」「う」…の五十音順でソフトテニスの格言をまとめた記事です。
同書の70ページから、「さ」行の一部を抜粋して紹介します。(この本は参考になりますよ!)
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ソフトテニス 攻撃力を高める技術と戦術
「さ」サイドアウトは弱気 そんな時のアドバイスは
野口監督 選手が「弱気」に取り憑かれているときのしるしが、サイドアウトとネットです。
特に、サイドアウトは、相手前衛が気になって、ボールを置きにいっている証拠。ラケットが振れていない状態です。
面が遅れ、ヘッドが走らないから、ボールが横へ逸れていく。
そんなときは、「バックアウトしろ!」とアドバイスするようにしています。
「し」シュートボールが基本 戦術に広がりが出る
野口監督 たとえば野球では、速球があるから、変化球が生きてくる。
同じようにソフトテニスでも、速い球は大きな武器です。ただ打つだけで相手の時間を奪うことができます。
シュートが打てると、ロビングもカットも生きてくる。戦術の広がりを実感できます。
厳しい試合こそ、逃げずに真っ向勝負です。
「す」すなおな気持ちでプレーしろ
野口監督 何もできないうちはひたむきに頑張りますが、誰でも少し慣れてくると、頑なな面も出てきます。
すでに実績のある選手なら、それまで教わってきたことや、成し遂げてきたことへの自信もあるでしょう。
自分なりの考えやスタイルを持つことはとても大切ですが、「まだ発展途上だ」と思うなら、一度、まっさらな気持ちになってみるのも悪くないでしょう。
「さ」行のその他の格言には「せ」せめに徹しろ、「そ」そらは高い、があります。
ぜひ本書を手にとって確認してください。