ソフトテニス野口英一監督の著書「ソフトテニス攻撃力を高める技術と戦術」から、ソフトテニスの格言を三つ紹介します。
同書の102ページ「50音テニス語録」コラムから、「な」行の一部を抜粋しています。(この本は参考になります!)
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ソフトテニス 攻撃力を高める技術と戦術
「な」なまけは心 才能があっても勝てなくなる
野口監督 才能に恵まれていても心の面でブレーキがかかる選手がいます。
人もうらやむ身体能力を持ちながら、すぐに手を抜く、練習を休む。はじめから何でもできてしまうことの怖さです。
ソフトテニスは怠けたり、ずるいことをしたりする選手は不思議と勝てません。勝ち切るためには、怠ける心を打ち消す必要があります。
「に」日本一に手を伸ばせ
野口監督 たくさん練習して、うまく、たくましくなって、ようやく目標に手が届くというときに、不思議なもので、自ら手を引っ込めてしまうことが実際には多いものです。
その腕を伸ばしきれるかどうか。私は、そこに「思い」が出るのだと感じています。
はじめは夢のような目標でも、最後には「手を伸ばすだけ」の瞬間がやってくる。そこでどんな行動がとれるかは、どんな日々を過ごすかにかかっています。
最後の瞬間、その手を伸ばすのは、自分以外にいないのです。
「ね」ネットは命取り ミスを減らすには気持ちの強さを
野口監督 大一番で絶対にしたくないミスは何でしょうか。私はネットミスだと考えています。
ネットはラケットが振れていないとき、踏み込めていないときに起きます。つまり、メンタルと大きく関係しています。大事な場面で弱気が出た証です。
一方、アウトは同じミスでもラケットが思い切り振りきれている証拠です。
「な」行の格言として、その他に「ぬ」盗むも技術、「の」のぞみは高く、があります。
本書で確認してみて下さい。