スポーツにおいて結果を出すのは、日頃の鍛錬の成果なのは言うまでもありません。
 
しかし自分ができることをやり尽くしても、まだ不安を感じることはあるものです。
 
そんな時は”神頼み”をしてみるのもひとつの手ではないでしょうか。
 
様々なスポーツの選手から信仰される神社は全国各地にあります。

このコンテンツでは、マラソンや駅伝など「脚」を主に使う競技に御利益がある神社を二つ紹介します。

宇治神社 野口みずき選手が金メダル獲得

マラソンや駅伝選手にご利益があるとして最も有名なのは、伊勢神宮内宮のすぐそばにある宇治神社ではないでしょうか。
 
野口みずき選手がアテネ五輪前に参拝し、金メダルの快挙を成し遂げたことで一気に有名になりました。
 
地元では「足神さん」として親しまれていて、かつては伊勢参りを無事にできたお礼に訪れる参拝者も多くいました。
 
野口選手は宇治神社のお守りを着けて五輪に臨んだことから、マラソン、駅伝、競輪、サッカーといった特に「脚」関係する競技のアスリートが多く参拝しています。
 
もちろん競技者だけでなく、足腰が弱くなってきた高齢の参拝者も多数訪れています。

子神社 高橋尚子選手が”わらじ”奉納

群馬県館林市にある子(ね)神社では、ちょっと変わった方法で祈願を行います。
 
それは
 
ステンレス製のわらじ(500円)に願い事を書いて奉納する
 
というものです。
 
子神社は宮司がいない小さな神社ですが、知る人ぞ知る”足腰スポット”です。金メダリスト・高橋尚子選手も参拝に訪れています。
 
健脚で、わらじを履いて旅した伝説を持つ大黒様が祭神であることから、この祈願法が生まれました。
 
年明けからの一週間で150足のステンレスわらじが奉納される年もあります。
 
参道にはスロープがあり、高齢者や足の不自由な人でも参拝しやすい神社です。