バドミントンのサーブにはいくつかの種類があり、舛田圭太コーチは以下の順番で習得するべき、としています。
1 フォアのロングサービス
2 フォアのショートサービス
3 バックのサービス(ショート&ロング)
この順番である理由を、舛田コーチが以下のように解説されています。
「サービスの基本はフォアのロングサービスです。
小学生くらいまでは、ショートサービスもフォアで打つことをオススメします。
なぜなら、最初の頃はバックハンドで打つとどうしても浮いてしまったり、フォアへの握り替えがやりにくく、ミスをしやすいからです」
各サーブを打つ際の注意点やポイントをまとめます。
フォアのロングサービス
後ろから前に重心移動し、しっかり振り切る
・構えでは重心は後ろ足(右足)に
↓
・シャトルを離すのは顔の上あたりから 左腕を伸ばしたところからシャトルを放して下に落としたり、やや前に投げてもよい 各自のやり方でOK
↓
・重心を前足(左足)へ移動していくことで、体重を球に乗せて打てる
↓
・膝上あたりでヒットする スイングは、手首とラケットが一直線では力が入りにくいので、手首を先行させてラケットを出していく シャトルを目で追うと前のめりになるため、シャトルは視野に入れる程度
↓
・しっかり振り切る フォロースルーが大きければ飛距離が出る
飛距離は立ち位置で調整する
会場の風などの影響で飛び過ぎたり、飛ばなかったりする場合は、腕で力加減を調整するとミスが多発します。フォームは変えずに、打つ立ち位置を変えて調整しましょう。
シャトルを放してからワンテンポおいてスイングを始める
シャトルがラケット面にしっかり当たらない人は、シャトルを放すと同時にラケットのスイングを開始するケースが多いようです。その場合は、シャトルを放してからワンテンポおいてスイングを開始してみましょう。
頭の上から落とせば時間は十分にあるので、しっかり当たるようになります。
フォアのショートサービス
押し出すイメージでヒットする
・胸くらいの高さからシャトルを放す ショートサービスは奥へ飛ばす必要がないので、シャトルを落下させる距離は短くてよい
↓
・左足を軸に腰を回転させる
↓
・小さく打つからと、ヒットしてすぐラケットとを止めるのはNG 押し出すイメージで前へ出す
■バックのショートサービス・・・打った後にラケットを止めない
・羽根部分を持って左腕を伸ばし、ラケットをセット
↓
・立ち位置はショートサービスラインから一歩下がったあたりが良い ラインに近すぎると羽根が浮きやすい
(シングルスの場合は、もう少し下がって打つのが理想的)
↓
・打つというより、押し出すようにヒット
↓
・小さく打つからと、ヒットしてすぐにラケットを止めるのはダメ
バックのロングサービスも、ポイントは同じです。ただし、フォロースルーはショートよりも高めにとります。
このコンテンツは、雑誌バドミントンマガジン 2015年02月号110~111ページを参考にしました。
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