アーチェリー初心者に特に多い、ありがちな悪いクセとして
ドローイングの際に肩が詰まる
というものがあります。
これは左右の筋肉がアンバランスで、アーチェリーに適した筋肉が発達していないと発生しやすい現象です。
このコンテンツでは「山本 博のアーチェリー 上達バイブル」70~71ページを参考に、肩が詰まる理由や対処法をまとめます。
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肩の詰まりの原因は筋力不足
「肩の詰まり」は、腕の筋力不足が原因で発生します。
一般に押し手の左腕は利き腕ではないため力が弱く、弓に負けて押し戻されてしまうことがあります。
これによって発生するのが「肩の詰まり」で、肩が上がったり、後ろに逃げたりと、位置が定まらなくなります。
すると当然のことながら、シューティング精度は著しく低下してしまいます。
肩が詰まっているかどうかは、自分ではわからないことも意外と多く、そのままフォームが固まってしまうリスクもあります。それを防ぐために、指導者やチームメイトにチェックしてもらいましょう。
その際には、特に押し手の位置に注目します。
肩の詰まりを無くすコツは押し手への意識
ドローイングでは左右の腕に均等に力を入れて弓を引くのが基本です。
その際にドローイングに必要な筋力が左右の腕に均等に備わっていれば、肩の詰まりは起きません。
とはいえ、そうした筋力は短期間では養えません。
そこで、日頃の練習で筋力アップを図るため、引き手よりも押し手への意識を強めて動作してみましょう。
均等ではなく、あえて押し手に意識を強めることで筋肉により強い力を発揮させるのです。筋肉は意識して使うことで発達しやすくなるので、左腕の筋力強化も図れます。
また、本来は押し手だけを上げるセットアップで肩ごと上げてしまうと、肩の位置が定まりにくくなります。するとドローイングで肩の詰まりが生じる可能性があります。
この「肩ごと上げ」は、弓の重さに押し手が負けていることが原因で起きます。弓の重さに負けないよう筋力アップを図りましょう。
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