手の平を上に向けて両腕を前にまっすぐ伸ばした際、肘同士が近い、もしくは肘がくっつくなら「猿腕(さるうで)」かもしれません。
猿腕は単なる身体的特徴であり、関節の異常などではありませんが、アーチェリーでは競技に影響する可能性があります。
押し手として腕を前に出した際、肘が内側に入ると弦が腕に当たることがあるのです。
弦が腕に当たると矢が外れるのはもちろん、ケガをするリスクもあります。
6回のシューティングのうち、2回以上弦が腕に当たる場合は押し手の腕を返す対処が必要です。
ポイントは押し手のヒジを後方に曲げてから横に伸ばす点にあります。
伸ばす動作・曲げる動作の具体的なやり方と注意点は以下のとおりです。
伸ばす動作の手順
1 押し手を肩の高さに上げる
2 手の平を体の正面と平行にして人差し指で真横を指す
3 ヒジを曲げた状態からまっすぐ真横に伸ばす
曲げる動作の注意点
1 ヒジを曲げる際は真後ろにまっすぐ、肩の高さで曲げるのが重要
2 位置が低いと伸ばした時に腕が返らないことがある
(「基本から応用までアーチェリー上達のポイント50」 76~77ページを参考にしています)
1 押し手を肩の高さに上げる
2 手の平を体の正面と平行にして人差し指で真横を指す
3 ヒジを曲げた状態からまっすぐ真横に伸ばす
曲げる動作の注意点
1 ヒジを曲げる際は真後ろにまっすぐ、肩の高さで曲げるのが重要
2 位置が低いと伸ばした時に腕が返らないことがある
(「基本から応用までアーチェリー上達のポイント50」 76~77ページを参考にしています)
動作としては簡単なので、練習を繰り返せば体が覚えて自然と腕を返せるようになります。
ちゃんと真後ろに曲げられているか、コーチやチームメイトにチェックしてもらいながら練習しましょう。
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