雑誌「Tarzan」の2016年12月8日号は、呼吸特集でした。
 
この中で、日本体育大学アーチェリー部の河田悠希選手、戸松陽平選手、高井秀明部長三人の競技と呼吸に関する記事がありました。


緊張がパフォーマンスに及ぼす影響や、呼吸による対処法がわかるので、一部抜粋して以下に紹介します。

まずは矢を放つ動作と呼吸の関連について。

■河田選手
僕は鼻で息を吸いながら弦を引いてきて、弦を口に当てる直前に一度止めています。そして矢を放つ時に鼻から息を吐き出しています。
 
吐くところは意識してというよりは、自然にそうなっているという感じですね。
 
 
■戸松選手
鼻で吸いながら弦を引くのは同じです。
呼吸を止める瞬間はなくて、矢を放つときは動作に合わせて口から吐いています。
 
 
■高井部長
息を止めることで一度ポイントを作るタイプと、一連の動作と呼吸を連動させて一気に行うタイプということですね。
 

試合中に緊張を感じた際の対処には、意識した呼吸が欠かせません。

■河田選手
弓の震え具合で緊張度が分かるんですが、緊張すると動作が小さくなるので、そんなときは意識して大きく呼吸をしています。
 
 
■戸松選手
緊張すると弓が硬く感じたり、重く感じたりします。
 
その場合は、スタンスを取って形を決める前に一度深呼吸。息を吐くときに一緒に肩の力を抜く感覚です。

対戦相手や周囲が気になって気が散り、集中が妨げられる時も呼吸の出番です。

■高井部長
呼吸に意識を向けることで、注意を自分に焦点化できます。アンテナが外に向いて過剰に反応しているのをチューニングするイメージですね。

アーチェリーは強度が比較的低いスポーツとされていますが、競技中は心拍数が大きく増加します。

■河田選手
ワールドカップに行った際にテストで計測してもらったんですが、160拍を越えていました。
 
 
■高井部長
全日本選手権でデータを取ったことがあるのですが、180拍まで上がる選手もいました。それだけ緊張状態にあるんですね。
 
緊張は集中のために必要なものですが、過度な場合は呼吸、特に吐く時間を長くして適切な状態にすることが大切ですね。

その他のスポーツにも応用できる考え方ではないでしょうか。
 
このコンテンツは Tarzan 2016年 12月8日号[呼吸と姿勢] 99ページを参考にしました。
 
日常生活の質を上げるための呼吸法も特集されています。


PR:アーチェリー上達革命の詳細はこちら
慶応義塾大学洋弓部の佐藤達也元監督に質問できる180日間のメールサポート付き(無料)です。