パワーリフティング荒川大介・孝行選手の著書「誰でもベンチプレス100kgが挙がるようになる本」に”エブリデイベンチプレス”の記事がありました。

重量設定だけでなくケガの予兆についても解説されています。
 

 
同書の29ページから一部を抜粋して紹介します。(この本は参考になります!)
 
参考動画もまとめていますのでお時間があったらご覧ください。

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誰でもベンチプレス100kgが挙がるようになる本

エブリデイベンチプレスは有効なトレ 神経系が発達する

エブリデイベンチプレスは効果的なトレーニングとして認知されています。

「エブリデイベンチプレス」は文字通り、毎日ベンチプレスをおこなう方法です。
 
一般的にトレーニングで披露した筋肉は「24~48時間」かけて回復させたほうが効果的と言われていますが、エブリデイベンチプレスにはその理論は一切当てはまりません。
 
この方法で記録を大幅に伸ばした方も多く、現在のベンチプレス競技のトップ選手たちの大多数がエブリデイベンチプレスを実施していると言っても過言ではありません。
 

これだけ支持されているのも、明確なメリットがあるからです。

エブリデイベンチプレスのメリットは、ベンチプレス動作のための神経系の発達です。
 
毎日おこなうことで、ベンチプレスでより挙げやすいフォームや力の入れ方を習得することができます。
 
現状打破などにはぜひ取り入れていただきたい方法です。

有効とはいえ、毎日ではオーバーワークになるのでは?という懸念もあります。
 
これは重量設定で対応します。

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「練習」という認識で 重量設定などの工夫でオーバーワークを防ぐ

エブリデイベンチプレスを実践する場合、もはや「トレーニング」ではなく、「練習」という認識になります。

そもそもエブリデイベンチプレスには「筋トレ」という概念は存在しません。すべては上達するための「練習」という考え方になります。
 
毎日ベンチプレスの練習をして、高頻度で動作をくりかえすことでフォームを磨いて上達していくのです。
 
これは、他の競技スポーツの練習と同じと考えるとわかりやすいです。どんな競技であっても、週一回や二回しか練習しない人より、毎日欠かさず練習したほうが上達するものです。
 

とはいえ、オーバーワークになるのではないでしょうか?

ただし、疲労は溜まりやすくなるので、ケガには要注意です。
 
軽い重量の日を設けたり、セット数を抑えたりするなどの工夫が必要になってきます。
 
エブリデイベンチプレスで結果を出している人の多くは、毎回マックスの重量を持つのではなく、日によって低重量でフォーム確認をしたり、手幅を変えるなどして同じ部位に疲労が溜まらないよう調整をしながら練習を継続しています。
 
上級者向けと思われがちな練習方法ですが、フォーム練習と位置づけて初級者の方でも取り入れる価値は十分あります。

重さやグリップなどをうまくやりくりして、疲労の蓄積を防ぐわけです。
 
初級者であっても、トレーニング時間などの条件が揃えばチャンレンジしてみてはいかがでしょうか。

ケガの予兆 これを感じたら休息を

注意していてもケガはしてしまうもの。可能な限り初期の段階で対処しましょう。
 
荒川選手は次のような予兆を挙げられています。

繰り返しになりますが、くれぐれもケガをしないように、気をつけてください。
 
ケガをする場合は必ず予兆があります。
 
よくある兆候は「胸と肩の境目がずっと張っている」または「肩がぴりぴりと痛む」というものです。
 
この状態が続いたり、痛みが増したりした場合は、無理せずに練習を数日休むことをオススメします。
 




エブリデイベンチプレス関連動画

YouTubeのエブリデイベンチプレス関連動画をまとめています。
 
是非についても論じられているので参考にしてみて下さい。


 

 

 

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