スポーツでイメージトレーニングは普通に行われていますが、ベンチプレスのイメトレはピンと来ない方も多いのではないでしょうか。


 
パワーリフティングの荒川大介・孝行選手によると、ベンチプレスでもイメージトレーニングは効果的なのだそうです。
 
お二人の著書「誰でもベンチプレス100kgが挙がるようになる本」30ページから、一部を抜粋して解説を紹介します。(この本は参考になります!)

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誰でもベンチプレス100kgが挙がるようになる本

ベンチプレスのイメトレはトレーニング効率をアップさせる

イメトレは時間がない方、自宅トレができない方にオススメです。

ベンチプレスの記録を伸ばすために、フォーム習得やトレーニング計画など、技術的なことも大切ですが、イメージトレーニングも重要です。
 
社会人で平日にジムで過ごす時間は一日おおよそ一時間か、多くても二時間くらいが平均的と思います。
 
さらに一般的なフィットネスクラブの場合、ベンチプレス台が混んでいることもあり、あまり多くのセットをこなすことができない場合もあります。
 
中にはベンチプレス台の使用時間の制限があるジムもあると思います。
 
そういった場合、いかに短時間で効率よくトレーニングができるかという部分がポイントになります。
 

そんな方は、事前のイメージトレーニングが”ウォームアップ”の役割をしてくれます。

そのためにはジムに着くまでの時間で、自分の思い描くフォームを頭の中で繰り返しイメージトレーニングしておくと、少ないセットでメインセットまでいけます。

とはいえ、本当にそんな効果あるの?と感じる方も多いはず。
 
そんな方は次のコンテンツを参考にしてみて下さい。

真剣にやると心拍数が上がり緊張感まで感じる

ベンチプレスのイメトレも気持ちを入れてやることで、変化が起きます。
 
練習の質を上げることも可能です。

試してみると分かりますが、真剣にイメージトレーニングをすると心拍数も上昇し、高重量に臨むときの緊張感も感じることもあります。
 
その日は何kgで何回をどのくらい余裕をもってやるすか、などできるだけ具体的に思い浮かべながらイメージするのがオススメです。
 
ジムにいるとき以外はベンチプレスのことをまったく考えずにトレーニングしているケースと、普段からイメージトレーニングをしている場合とでは、おのずと練習の質も変わってくるはずです。
 

荒川選手ほどの上級者になると、イメトレも進化します。

イメージトレーニングがエスカレートすると、ふとしたときに無意識にベンチプレスの動作をしてしまう場合もあります。
 
肩甲骨を寄せてみたり、通勤電車の中の握り棒でグリップのバリエーションを試したり、イスに座って胸を張って背もたれに背中をおしつけてみたり―――。
 
周りの人からおかしな目で見られない範囲でイメージトレーニングはどんどんやっていただければと思います。
 
ちなみに電車の握り棒はバーベルの直径に近い29mm~30mmくらいです。

イメトレはやろうと思えばどこでもできます。
 
積極的に実践してトレーニングの質を上げていきましょう。

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