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「月刊バレーボール」2015年4月号(Amazon)から、パス・レシープの練習法および相手のブロックを想定した練習を紹介します。
 

 
工藤憲(のりお)コーチの監修です。

ドリル5 2人レセプション(サーブレシーブ)

■エンドラインから2mくらいのところに、2人がイスに浅く腰かけて構える 2人の間は2mほど空ける

■ここで、二人の間にボールが来た時、より積極的にボールをレシーブする”ビッグパサー”をどちらにするか決めておく

■反対側からコーチがサーブを打ったら、一人はレシーブ、もう一人はトスアップのためネット際へ移動する

■レシーブした選手は、上がったトスを反対側コートにフェイントで落とす この時点で、トスを上げた選手はネットをくぐって反対側コートに移動しておく

■フェイントで落とされたボールを、トスを上げた選手がレシーブ この時点で、フェイントした選手もネットをくぐって反対側コートに移動しておき、レシーブされたボールをトスアップする

■トスされたボールを、もうひとりがフェイントで反対側に落とす トスを上げた選手はネットをくぐっておき、このフェイントをレシーブする

■これを繰り返す 10回連続が目標
※フェイントではなく、わざとネットにぶつけてそれをレシーブするドリルも可能
 

ドリル6 トライアングル・レセプション(サーブレシーブ)

・サーブレシーブのミスは、レシーブ側の三角形の間で起きることが多い
・そのミスを無くすための3人レシーブ
 
■レシーブ、トス、スパイクの三人で三角形を作る(基本形は後方に一人、二人が横に並んで前方に)

■コーチが反対側から打ったサーブを、レシーブ、トス、スパイクの三人が必ずボールに触って返球する

■返球したら、三人はすぐに下がって三角形の形に戻る ポジションが変わってもOK

■コーチはすぐにまたサーブを打つ この時、三人のうち最後にプレーした選手を狙うと、より実戦的になる
 

ドリル7 目隠しレセプション(サーブレシーブ)

・誰がレシーブするボールなのか、瞬時に判断する力を養うための練習法
 
■ネットの中央部分を大きな布で覆う ネット全体の60%程度を隠し、コートの反対側にいるサーバーが見えないようにする

■サーブされたボールがネットを越えて見えた瞬間に、誰がレシーブするのか瞬時に判断する

■お互いに声をかけあってレシーブ、トス、アタックに繋げる

ドリル8 レセプション(サーブレシーブ) ブロックフォロー(カバー)まで

・ウレタンマットを使った、ブロックを想定した練習
 
■相手側コートのネットに、相手ブロックの高さ・広さを想定してウレタンマットを立てかける 跳び箱などで高さを調整する

■相手側コートから打たれたサーブを、レシーブ、トス、アタックとつなげる 最後のスパイクはウレタンマットにぶつける(これが相手のブロック)

■ブロックされたボールをレシーブする

■そのボールでまたトスを上げ、再びウレタンマットにスパイク

■連続5回以上を目標にする
 

 
今回紹介する練習法は以上です。
 
「月刊バレーボール」には、写真入りで解説されています。
 
このコンテンツはこのコンテンツは、「月刊バレーボール」2015年4月号(Amazon)160~162ページを参考にしました。