雑誌「Number Do」で連載されている角田光代さんのエッセイ「中年体育」に、角田さんのベアフットランニング体験記がありました。

角田さんは、同走法の第一人者吉野剛さんの指導を受けており、どういう走り方なのか、そのポイントがよくわかる記事です。

外反母趾がひどくてシューズが入らない!

同誌から一部を抜粋して紹介します。
 
ベアフットランニングでは、Vibram FiveFingers ビブラムファイブフィンガーズ(Amazon)という独自の五本指シューズを履きます。
 
しかし角田さんはものすごい外反母趾で・・・

私の右足は、見た人だれもが「おお!」声を上げるほどのみごとな外反母趾である。
 
親指なんて前でなく右側を向いている。この親指が、人差し指のところに入ってしまって、まっすぐ親指部分に入らない。
 
しかもほかの4本の指もくっついていて、それぞれの箇所に入らない。
 
吉野先生が手伝ってくれても入らない。
 
「いつか入る日がきますか」と訊くと、「これよりもっとひどい外反母趾のひとでも履いてますからだいじょうぶ」と吉野先生。
 
でも入らない。しかもまだ履いていないのに足がつる。

格闘すること数分、ようやく5本指が入り、靴装着が完了します。その感覚はというと・・・

そのシューズを履いて代々木公園に向かうが、ふつうのシューズとは感覚がまるで違う。

裸足で歩いているよう、とまではいかないが、地面の感触がだんぜん近い。

公園で実践 まずは重心について

公園に着いたら、いよいよ実践です。

公園でまず、重心について、学ぶ。
 
立っているときの重心は、中心にある。体を前に倒すと、その重心は前に移る。すると体は倒れまいと、足が出る。重心が前に移るからだ。
 
重心に従ってかかとからではなく、足の裏全体で着地する。これが、基本であるらしい。足を先に出すのではなく、体を前に倒して重心を移動させるような感じだ。
 
そうすることで、地面からの衝撃を足の筋肉や腱が吸収し、膝に負担が掛かりにくく、また前傾することでスムーズに前に勧める、とのこと。

この時点では体がほとんど動いていませんが、少しずつ動作がランニングに近くなってきます。
 
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体のバネを使う感覚を身につける

次は体のバネ体得を目指します。

それから体の「バネ」を学ぶ。10cmくらいの段差がある場所で、両足をそろえぴょんと段差に乗り、下り、下りた反動の力でまたぴょんと飛び乗る。
 
これを実際にやってみると、「下りた反動の力で」ぴょんと飛び乗れないことがすごくよくわかる。ぴょんと上りぴょんと下り、「どっこいしょ」と飛び上がってしまうのだ。
 
それはバネを使っていない証拠。バネを使う感覚は、その場で縄跳びをするように軽く跳ぶことで得られる。
 
膝のバネを使うことで、体を持ち上げなくても飛ぶ感覚がわかれば、さっきの、段差飛びも楽になる。

いかがでしょうか?ベアフットランニングにあまり興味がなくとも、ちょっとやってみたくなりませんか?
 
実践してみて、なんとなく感覚がつかめたら、本格的に始めてみるのも良いのではないでしょうか。
次のページに続きます。
 
なんでわざわざ中年体育
なんでわざわざ中年体育
 
このコンテンツは雑誌 Sports Graphic Number Do Early Summer 2013 太らない生活2013(Amazon) 117ページを参考にしました。

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