書籍「サッカースターになる!」に、サッカーのスーパースター・ネイマール選手が指導を受けたベッチーニョコーチのインタビュー記事がありました。
ベッチーニョコーチはサントスジュニア部門で年間5千人を超える子供を指導しており、ネイマール選手、ロビーニョ選手など多くのトップ選手を育成しています。
選手を見る目や指導法は高く評価されています。
そのベッチーニョコーチが「日本でネイマール選手のようなトッププレイヤーが育つには何か必要か」をインタビューで回答されていました。
それによると、日本はかなり有望ですが、意識してやるべきこともいくつかあるようです。(同書の170~173ページを参考にしています)
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ベッチーニョコーチ 日本選手に必要なことは
ベッチーニョコーチは、日本の将来性を高く評価されています。
私は日本でも多くのサッカー少年を見ましたが、素晴らしい能力を持った選手がたくさんいるなと思いました。
俊敏性があってスピードがあって、コーディネーションに優れている選手が何人もいて、将来性があると感じました。
しかしそうした才能をさらに伸ばすために、やるべきことがあります。
コーチが真っ先に指摘されているのはこちら。
選手が本格的にプロが目指すのであれば、まずはしっかりと食事をとることが大切でしょう。丈夫な体を作ることがベースとなってきます。
やはり食事、体作りが大事なのですね。
そして試合と練習のあり方についての指摘も。
年間を通して計画的に試合をすることも重要です。練習の成果を試合で発揮し、そこから出た課題を練習で克服して、また次の試合に臨む。
このサイクルが技術を向上させてくれます。試合は、サッカーはもちろんのこと、機敏な動きが必要とされるフットサルでもいいと思います。
チームプレーの一員として意識すべきこともあります。
あと大切なことは、規律を守ってプレーをすることです。
ただ、これについて日本の子どもたちは、全く問題ありません。ブラジルで多くの子どもたちを見てきましたが、日本の子どもたちは、すでに規律を守ってプレーできています。
最後にコーチはこのようにアドバイスされています。
今後ネイマールのような選手が日本からも生まれる可能性は十分あるでしょう。
ただ、ネイマールは10億人に一人と言われる逸材ですので、同じような特徴を持った選手が現れるのは難しいかもれません。
日本からネイマールに匹敵する選手が出るとすれば、中盤の選手でしょう。スピード、機敏性、コーディネーションに優れている選手が多いからです。
ただし、そのためには指導者がしっかり育て、磨き上げる必要があります。
日本へのリップサービスという側面もあるかとは思いますが、日本は有力選手が生まれる素地は大いにあると言えそうです。
実際に海外で活躍する日本選手も増えており、今後が楽しみです。
「サッカースターになる!」には、国内・国外トップ選手のエピソードが多数紹介されています。
上のレベルを目指すサッカー選手は、ベッチーニョコーチのアドバイスとともに参考にしてみて下さい。
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