ラグビーの平尾誠二さんが「平尾誠二 名言録」で、伸びない選手の特徴を語られています。

同書の128~129ページから、一部を抜粋して紹介します。

人の責任にする選手は伸びない 逆に伸びるのは…

平尾さんは「伸びない選手の特徴」をこのように論じています。

私の経験からいって、人の責任にする選手は、どんなに才能を持っていたとしても、それ以上は伸びない。
 
たとえば、ある選手の、あるまずいプレーが原因で試合に負けたとしよう。
 
その時、「あいつがこう動いていれば勝てたのに…」と結論づける選手はそこまでだ。
 
敗因を外に求めているのだから、自分がそれ以上向上するわけがない。
 

それでは逆に伸びる選手にはどういう特徴があるのでしょうか?

逆に、「おれがこういうふうに動いていれば、あいつはこういうふうにプレーできたのではないか、違うプレーをできたのではないか」―――そう考えられる選手、そういう視点を持てる選手は、間違いなく伸びる。
 
その気持ちが自分をさらなる高みへと駆りたてるとともに、ゲームに対する視野とプレーの幅を広げるからだ。

「人の責任にする選手が伸びない」は、別コンテンツで紹介している「本田ノート」の考え方と似ていますね。(関連記事をご覧ください)