卓球のメダリスト・平野美宇選手のお母さん、平野真理子さんの著書「美宇は、みう」に、JOCエリートアカデミーの様子が紹介されていました。
 
美宇選手が同アカデミーに入った際の生活スケジュールなどがまとめてあります。


 
同書の74~75ページから、一部を抜粋して紹介します。
 
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美宇は、みう。夢を育て自立を促す子育て日記
※卓球に関してはもちろん、子育て本としても参考になります!

アカデミーの強化種目や対象学年・人数

美宇選手は2013年の4月から同アカデミーに入ります。

2013年4月6日、美宇は晴れてJOCエリートアカデミーに入り、東京での新生活をスタートさせました。
 
JOCエリートアカデミーは、北区西が丘にある味の素ナショナルトレーニングセンター内にある日本オリンピック委員会(JOC)運営の組織です。
 
オリンピックなどの国際競技大会で将来的に活躍が見込まれるジュニアアスリートを全国から募り、競技団体と連携した一貫指導で選手を育成しています。

アカデミーには有望なティーンエイジャーが集まり、寮生活を送ります。

対象年齢は中学一年生から高校三年生まで。
 
競技は卓球以外にもレスリング、フェンシング、ライフル射撃、水泳の飛び込み種目、ボート、アーチェリーがあります。
 
人数は競技・種目ごとにことなり、現在卓球は男女四人ずつの計八人。美宇の同期は男子選手が一人います。
 
全寮制のため、みんな中学一年生から親元を離れて暮らします。
 

※種目等は本書が書かれた時点のものなので、今後変わる可能性があります。

アカデミーでの生活 自身のことは自分で 競技と学業の両立

アカデミーでは食事は用意されますが、自分の身の回りのことは自分でやらなくてはいけません。
 
真理子選手の方針で、美宇選手は小さい頃から「自分のことは自分で」の習慣がついていたため、片付けなどはお手のものでした。

食事は「さくらダイニング」というアスリートやスタッフ専用のレストランがあり、管理栄養士の考案したバランスの良いメニューがビュッフェスタイルで並び、選手それぞれが自分のコンディションや必要な栄養に合わせて、何を食べるかを考え選びます。
 
洗濯や部屋の片づけなど身の回りのことは自分でやります。
 
覚えるまで苦労するお子さんもいるそうですが、美宇の場合、「自分のことは自分で」がモットーの平野家で鍛えられていたので、最初からまったく苦にならなかったようです。
 

JOCのアカデミーとはいえ、競技だけをやっていればよい、というわけではありません。
 
学業との両立が求められます。そのためタイトなスケジュールの毎日を送ることになります。

でも、規律正しい寮生活は美宇にとってもなかなかハードなようで、特に中学生の時は時間に追われる生活だったそうです。
 
朝六時半に起きてランニングや軽い体力トレーニングをし、朝ご飯を食べて学校へ。
 

 
学校が終わって寮に戻ると、夕方四時半ぐらいから夜八時ぐらいまで練習し、そのあとに体力トレーニング。それから夕飯を食べ、洗濯をしてお風呂に入り、宿題をして寝るのは十一時ぐらいだったと言います。
 
高校生になってからは、授業が終わって寮に帰ってくる時間がだいぶ早くなり、午後二時半から練習とトレーニングを始めて、七時半ぐらいに終了するので、気持ち的にゆとりが持てると言っています。
 
こうした日々の生活に、ワールドツアーなどの国際大会や強化合宿などが加わりますから、美宇の生活はまさに卓球漬け。競技と学業の両立は大変です。

これは充実した毎日を送っているとも言えるわけで、美宇選手にとっては恵まれた環境だったようです。

でも、やりたいことを思う存分やれる環境に恵まれて幸せだと思いますし、日頃、お世話になっているコーチやスタッフの皆さんに、私や夫は頭が上がりません。