加圧トレーニングの考案者である佐藤義昭さんと、東京大学の石井直方教授が、中高年女性を対象に加圧トレーニングの筋量アップ効果を研究しています。
実験は1995年8月から、平均年齢60歳の女性約20名を被験者として行われました。
被験者には、上腕の付け根を専用ベルトで加圧した状態で、最大筋力の30～50％重量のダンベルを用いて腕の曲げ伸ばし運動を行ってもらいました。
一般的な筋トレでは筋肉肥大は期待できない重量です。
平均圧は110mmHg、15回を3セット、週2回のトレーニングを続けたところ・・・。
四か月後には、トレーニングの効果がはっきり表れていました。
・上腕二頭筋と上腕筋の断面積が、20～30％増加
・上腕三頭筋は平均で13％肥大
対して、同グループに最大筋力の80％の重さを使ったトレーニングをしてもらった場合、
・上腕二頭筋と上腕筋は15％肥大
・上腕三頭筋は平均で5％肥大
でした。
加圧トレーニングの効果の高さがよくわかる結果です。
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