石井直方東京大学教授の「筋肉まるわかり大事典」から、筋肉に関してへぇーと思った話をまとめてみました。
 

石井直方の筋肉まるわかり大事典(Amazon)
 
■前腕とふくらはぎの筋肉は特殊で、標準的なトレーニングの原則はあてはまらない
遺伝的な影響が非常に強く、いくら鍛えても太くなりにくい人がいる。
 
■背の高い人は筋肉がつきにくい
これは身体につく筋肉の体積が大きいため。


ただし、いったん筋肉をつけてしまえば、運動パフォーマンスに優れることが多く、背が高い分筋肉の見栄えがスゴい。
 
アーノルドシュワルツェネッガーがミスターオリンピアで6連覇できたのも当時のボディビルターとしては身長が高かった(183cm)のも要因に挙げられる。
 

 
■日本人は大胸筋が発達しやすい
日本人はベンチプレスが非常に強く、ベンチプレスの世界記録も出している。
 
■また日本人はヒラメ筋というふくらはぎの筋肉が長くて大きい
反面黒人はふくらはぎが短く、アキレス腱が長い。
 
ボディビルダー時代のアーノルド・シュワルツェネッガーは自身のふくらはぎの細さを気にしていた。そのため、毎朝300~500kgの負荷を担いでカーフレイズをやっていた。
 
■筋肉が発揮するスピードは加齢の影響を受けない
石井教授の実験では、加齢によって筋力は衰えるが、「筋肉にかかる負荷がゼロ」の条件下なら筋繊維一本の最大速度は変わらないことが判明した。