サッカー日本代表の長友佑都選手は、2022年のワールドカップでは36歳になっています。
すでにベテランと呼ばれる年齢ですが、若い選手と比べても遜色のない驚異のフィジカル能力を発揮しています。
年齢を感じさせないパワー、スピード、スタミナを生み出しているのが、長友選手の”ファットアダプト食事法”です。
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長友佑都のファットアダプト食事法 カラダを劇的に変える、28日間プログラム
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このコンテンツでは、長友選手の本「長友佑都のファットアダプト食事法」から、そのメリットなど概要を紹介します。
(以下、ファットアダプト食事法は一部で「FA食事法」と略します)
ファットアダプト食事法 概要やメリット
ファットアダプトとはどんな食事法か?を簡単に解説すると、
ということになります。
糖質摂取のコントロールにより血糖値の乱高下を抑え、良質のたんぱく質と脂質を積極的に摂取するのが特徴です。
近年のダイエットにありがちな糖質制限が目的ではありません。
自分に合った量の糖分も摂取しつつ、脂質をエネルギー源として使える体質に変えていくのが目的です。
それではFA食事法には、どんなメリットがあるのでしょうか?
長友選手によると、主にこれだけのメリットが期待できるそうです。
- 筋肉の質が変わり、故障が減る
- 病気から早期復帰できる
- 精神的に落ち着ける
- 肌の状態が良くなる
- ダイエット効果がある
- 危険な酸化ストレスが避けられる
アスリートにとって非常に有益なのはもちろん、女性にとってもうれしい効果を期待できることがわかります。
フィジカル、メンタル両面に良い食事法なわけです。
もちろん長友選手自身も実感しています。
一般的にアスリートは加齢とともにパフォーマンスが落ちるとされている。それなのに、32歳になる年で迎えたロシア大会で僕が絶好調だったのはなぜか。
その秘密は食事にある。食生活を変えてから僕はフィジカル的にも、メンタル的にも、自分史上最高に仕上がっている。現在プレーしているトルコ・スュペル・リグのガラタサライSKでも、いいパフォーマンスを発揮できている。
(11~12ページ)
次に、FA食事法において長友選手が意識している内容をまとめます。
ファットアダプトで食べるものと注意点・レシピ例
長友選手は専属の加藤超也シェフにこのようなオーダーをしています。
- 糖質は一食あたり40~60g
- 白砂糖や添加物をなるべく使わない
- たんぱく質をしっかり摂る
- 野菜はオーガニックなものを使う
かつては糖質はもう少し少なめ、そしてグルテンフリーを意識していたそうですが、現在はこの四点に落ち着いています。
同書には実践編として加藤シェフが解説する「シェフが教えるファットアダプトの具体的なやり方」という章があります。
詳しくは本を参照して頂くとして、ここではその見出しだけを紹介しておきます。
- 血糖値の上がりやすさを知る
- 一食あたりに食べられる主食の量を知っておく
- 主食以外には果物とお菓子に気をつける
- 主菜では肉か魚を、特に魚を意識して食べる
- 副菜にたんぱく質を加えて主菜クラスに格上げする 汁物も副菜の代わりに
また主菜の例として「まぐろレアステーキごはん ガーリック風味」のレシピを抜粋します。
まぐろ 100g
ごはん(低糖質) 170g
オリーブオイル 大さじ三分の二
塩 ひとつまみ
大葉 二枚
白ごま 少々
合わせ調味料
玉ねぎ(すりおろし) 大さじ1
にんにく(すりおろし) 小さじ1
しょうが(すりおろし) 小さじ1
白ワインビネガー 大さじ1と二分の一
醤油 大さじ1
作り方
1 玉ねぎをレンジでチンしてボウルに入れ、その他の材料と混ぜ、合わせ調味料を作る
2 まぐろに塩を振り、熱したフライパンにオリーブオイルをひいて全体を軽く焼く
3 まぐろをスライスして、1の合わせ調味料に10分程度漬けこむ
4 器にご飯を盛り、3をのせて千切りにした大葉を散らし、白ゴマを振りかける
このレシピを考案した加藤シェフは、ファットアダプトのレシピ本を出版されています。
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当コンテンツで紹介した「長友佑都のファットアダプト食事法」で概要を把握した後、実践するなら加藤シェフのレシピ本を参考にしてみてはいかがでしょうか。