バドミントンの竹俣明コーチが、自身の著書「いちばんうまくなる!バドミントンの新しい教科書」で、ロブのコツを解説されています。

一部を抜粋して紹介します。
 

 
「いちばんうまくなる!バドミントンの新しい教科書」112~115ページを参考にしています。


竹俣明コーチ ロブの解説と注意点

バドミントンの竹俣明コーチは、ロブについてこのように解説されています。

ロブは相手を追い込む攻撃的なアタックロブと、滞空時間の長い返球で自分の体勢を立て直す守備的なロブの2種類があります。いずれも相手コートの奥深くへ返球し、相手のチャンス球にしないことが大切です。
 
ロブの注意点は、
 
1 ヘアピンと同じフォームでインパクトの直前まで球種とコースを読まれない
 
2 小さく・鋭い・弾くようにコンパクトなスイングをする
 
3 ミドルや低い打点の攻撃的なアタックロブに結びつける
 
4 積極的にフェイントをかける
 
5 飛距離に注意する
 
6 コーナーを狙う
 
などです。
ロブやヘアピンなどネット前のストロークは、いかに高い打点でシャトルをとらえるかがポイントです。
 
スピードで勝負するストロークではないロブは、コントロールには十分に注意をしなければなりません。
 

竹俣明コーチ ロブのコツ10個

竹俣コーチはこの本でロブのポイントを14項目挙げています。
 
ここではそのうち10項目を紹介します。

  1. 小さく・鋭い・弾くようにコンパクトなスイングで、大振りを避けましょう。
  2. 打球後のランジング姿勢は、できるだけ左足を引きつけず残すようにしましょう。
  3. 左手を上げることで体のバランスを保ちましょう。高い打点はフェンシングのポーズでプレッシャーを与え、低い打点はバレリーナのポーズ(本書40~41ページ参照)で体のバランスを保ちます。
  4. フォア前とバック前で、それぞれ少なくとも2~3種類以上のフェイントをマスターしましょう。ラリーの状況に応じて使い分けますが、インパクトの直前まで相手にコースを読まれないようにします。
  5. ロブのフェイントは、ラケットワーク、ボディアクション、打点を意識的にずらす、それらの複合、などがあります。ストロークにはそれぞれフェイントがありますが、その中でもロブはフェイントをマスターしやすいので積極的に取り組みましょう。フェイントの数が多いことがラリーの中で大きな武器となります。
  6. ネット前へのフットワークは、左足の拇指球の強い蹴りで最後の一歩を大きくし、できるだけ高い打点でシャトルをとらえるようにしましょう。左足を右足から離して残すBステップ、右→右のCステップを取り入れることができれば、よりフットワークのスピードがアップします。
  7. 攻撃的なアタックロブと守備的な奥深く上げるロブを、状況に応じて使い分けましょう。
  8. フォアハンドは人差し指、バックハンドは親指を押しながらグリップを強く握り込み、小さく・鋭い・弾くようにコンパクトなスイングでロブを返球しましょう。
  9. 守備的な奥深く上げるロブは、コースを狙いすぎてミスをしてはいけません。
  10. 低い苦しい体勢でシャトルをとらえたときでも、ラケット面を斜めに立て攻撃的なアタックロブを打つ可能性を探りましょう。

ロブのその他のポイントや具体的な練習法については、ぜひ本書を参考にしてみて下さい。


 
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