クリアーはバドミントンで基本のショットとされています。

日本代表選手を指導する中西洋介コーチによると、近年クリアーが使われる場面は減っていますが、それでも重要な技術であることに変わりありません。

クリアーを起点とした攻め手が増えますし、逆にクリアーが苦手だと相手から押される展開になりがちです。
 
中西コーチが自身の著書「中西洋介のアカデミック・バドミントン」でクリアーについて説明されています。
 
クリアーとはどういうショットなのかがわかります。
 
同書の50ページから一部を抜粋しています。

基本ショットのクリアー戦術の起点 苦手だと攻め込まれる

使われる場面が減っている理由が解説されています。

バドミントンの基本ショット
クリアーは、バドミントンを始めて最初に練習するショットです。小学生でも社会人になってから始めた方でも、まずは遠くに飛ばすことを目指します。
 
シングルスの試合で多用されますが、20年ほど前に比べると使われる量は減っています。
 
「上げたらスマッシュを打たれる」という男子ダブルス的な考え方や、風の強い体育館でバックアウトになるケースが増えたからです。
 
とはいえ、基本となる大事なショットであることは変わりません。

基本だけに戦術の起点となる、さまざまな使い方ができるショットです。

クリアーがうまい選手は 戦術の幅が広がる
「クリアーが得意=コート奥までシャトルを飛ばせる」。遠くに飛ばして相手を下げる、押し込むことができると、ラリーの幅が広がります。
 
たとえば、ネット前が苦手な選手に対しては、クリアーで押して最後にネット前へ誘うという戦術が使える。相手のスタミナを削るねらいから、クリアーを使って長いラリーに持ち込む戦い方もあります。
 
使われる量は減っていますがクリアーがあって成り立つ戦術が多いのも事実です。

クリアーが苦手だと相手から押し込まれてしまいます。

クリアーが苦手な選手は 攻め込まれる時間が多い
「クリアーが苦手」という人は、シャトルが飛ばないことが多い。後ろに追い込まれて押し返せず、相手に前に詰められてしまうのです。
 
コートの真ん中までしかシャトルを飛ばせないと、浅い位置から攻め込まれることになる。守備に費やす時間が増えて、なかなか自分のリズムをつくれない。初級者によくみられるパターンです。
 
とくにバック奥に追い込まれると、通常より前で待たれて、ラリーを有利に展開されてしまいます。

「アカデミックバドミントン」ではクリアーその他のショットの打ち方が写真付きで解説されています。中西コーチのDVDとともに参考にしてみて下さい。

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