前ページからの続きです。
雑誌「バドミントンマガジン」で、”タカマツ”ペアのひとり、高橋礼華選手のスマッシュを藤井瑞希さんが分析されている特集がありました。
高橋選手のフィジカル面や、スマッシュの優れた点を解説されています。
以下に一部を抜粋・要約して紹介します。
(このコンテンツはバドミントンマガジン2016年11月号28~29ページを参考にしています)
体幹の強さが生む鋭く精度の高いスマッシュ
高橋選手の特徴の一つは、スマッシュが鋭いこと。さらに、しっかりコースを打ち分けられる強みがあります。
スマッシュが速い選手はたくさんいますが、コンスタントにストレートにクロスに打てる選手は、そう多くいません。
体が横にずれても体幹がしっかり受け止めるので、強打を打てます。
相手の逆を突く意識とシャトルの下に入る速さ
低いレシーブに対して、高橋選手は体の強さを活かしてクロスに強烈なスマッシュを打てます。
ストレートに打ってしまうと相手の前衛が下がってフォアでレシーブするので、カウンターを食らってしまいます。
強い体幹があるからこそ、「あの位置、あの高さからクロス?」と相手が驚くスマッシュが打てるのです。
藤井さんによると、一般プレーヤーが高橋選手を見習ってほしい点がもうひとつあります。
それはシャトルの下に入る速さです。
一般の方に高橋選手のプレーで見習ってほしいのは、シャトルの下に入るスピード。
シャトルの下に速く入るほど、右足でのタメが作れます。タメがあると、相手は次の球を簡単には読めなくなります。
さらに、高橋選手はシャトルの下に入りながら相手のポジションも見えていて、打つコースを選択しています。
基本的なことですが、トップ選手は当たり前のことをしっかりできるからこそ強いショットが打てるのです。
体を一度開いてセンターに打つと見せかける
↓
体を巻き込みながらストレートに打つ
↓
打ち終わりは安定しているので次のプレーに備えられる
といった打ち方ができるのも、シャトル下に素早く入って「タメ」を作れているからです。
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