「すぐマネしたい バッティング 守備 ・ 走塁 トッププレイヤーの技術」で、オリックス・ブルーウェーブの村松有人選手が盗塁・走塁のコツやポイントを解説されていました。
 
このコンテンツでは、村松選手が塁上で「何を見ているか」をまとめて紹介します。

(このコンテンツは「すぐマネしたい バッティング 守備・走塁 トッププレイヤーの技術(Amazon・PR)」78~81ページを参考にしています。所属チーム等は記事作成当時のものです)

塁上で注目しているところ 投手の左右での違い

バッターは塁に出ても、ゲームはどんどん進行していくので、あれもこれもと情報をチェックしている時間は無く、それぞれをじっくり観察するヒマもありません。
 
見るポイントを絞らなければ、的確で速い判断は下せないのです。
 
村松選手がチェックしているのは以下のとおりです。

一塁ランナーの場合

・まずはサインを見る その後に外野・内野手の位置を確認する
 
・右投手は下半身を見る
 
・左投手なら顔の動きにクセが出やすいので顔に注目する モーションに動き出したら足を見る 左投手の場合はターンやスピードの速い牽制はこない 「投手が動き出してから自分の身体を沈める」くらいの感じ

二塁ランナーの場合

・投手の身体全体を見る セカンドへの牽制は身体の反転が必要なので全身を見ればわかりやすい
 
・ショート・セカンドの位置も確認しておき、遠いところにいるなら、そこから近づいてこないかを見ておく
 
・サードに行くかどうかの判断は、打球の強さや跳ね方を見て決める その場での判断は必要だが、あらかじめ「投手より右の打球なら行く」という基本は頭に入れておく
 
・二塁からホームを狙う場合はコーチの指示を第一に考える ベースを踏む前あたりからコーチを見ながら、ホームへ行くつもりで全力で走る 急に止まることもあるのでベースを周りつつも視野に入れてコーチの声を聞く

三塁ランナーの場合

・プロの場合、三塁への牽制はほとんど無いのであまり気にしていない

ランナー

・ただし、捕手からの牽制は警戒している ミットに入った後も見ていないとやられる
 
・サードの位置を確認しつつ、リードは可能な限り大きくとる サードがベースに入ればコーチが「バック」と指示するので、それで帰塁する

ランナー
球辞苑より 鈴木尚広氏のリード「自分を知ること」「投手を見過ぎるのもNG」
ランナー
安福一貴トレーナー盗塁・走塁上達DVD 正しいランニングフォーム解説
野球の守備
竹内昭文氏野球のセオリー解説DVD 投・送球 内野守備 打撃・走塁
野球の守備
広島カープ 菊池涼介選手 驚異の身体能力と守備範囲 盗塁が少なかった理由は?