中日の山本昌投手が、2015年のシーズンを最後に引退しました。50歳まで現役、プロとして活躍した期間は実に32年間。
 
若くても肘や肩などを故障する投手が珍しくない昨今、この長い期間ケガなくプロとしてのキャリアを終えた山本投手は、驚異と言えます。

その秘密は何だったのでしょうか?山本投手によると、「ケガをしない投げ方」があるのです。
 
以前ネットで報じられた記事のポイントをまとめて紹介します。
 
「子供たちに伝えたい」―50歳まで現役・山本昌はなぜ怪我をしなかったのか
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151020-00010002-fullcount-base&p=1

アイシングしなかった理由と「やることを否定するわけではない」

まず、非常に意外なことですが、
 
山本昌投手はアイシングをしたことがありません。
 
高校時代は「肩を冷やすからプールにも入るな」と指導されていました。当然アイシングで冷やすこともしませんでした。

バツサインを出す男性

プロになって他の投手はやっていましたが、山本投手は「要らない」と言っていたそうです。
 
ただし、アイシングを否定しているわけではなく、「やりたい人はやってもいいのではないか」と山本投手は語っています。
 
現在では登板後のアイシングは常識のように行われていますが、山本投手の例を見ると必要ないケースもあるのかもしれません。

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故障しないフォームとは?「大きく使う」「ストレスを無くす」

そして肝心の「肩を傷めない、ケガをしないためのフォーム」を、山本投手は次のように表現しています。

大きく使うことですね。大きく使うこと。これしか言いようがないですね。
 
大きく使う準備ですね。ピッチングフォームであったり、キャッチボールのステップであったり、そういうことは言えます。
 
もっと言うと、詰まらさないこと。ストレスのない(肩の)回し方、ストレスのない角度、ストレスのないリリース。
 
そういうものが合わさって、肩を壊さない投げ方になる。投げれば(肩や肘に)ストレスはかかりますよね。
 
これをどうストレスなく、少なく投げていくかということだと思います。

ピッチャー

ちょっと漠然としたアドバイスのようにも聞こえますが、山本投手自身も「これしか言いようがないですね。その場に行けば指導できますけど」とされているので、言葉で説明するのは難しいのかもしれません。
 
山本投手が投球について語る動画をひとつ紹介しておきます。長く現役を続けた秘訣を知りたい方は参考にしてみて下さい。

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