NHKで20年以上甲子園解説を務めた鍛冶舎巧氏は、2014年の4月、熊本・秀岳館高校野球部の監督に就任します。
 
01年の夏から交流のある、同校の中川理事長の招聘を受けての就任でした。

雑誌「週刊現代」に、鍛冶舎監督のインタビュー記事がありました。
 
その中から、鍛冶舎監督の指導法に関する部分を抜粋して紹介します。

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就任当日に「3年以内日本一」を目標に

監督が就任当時のチームの様子を振り返ります。

就任した当時のチームの雰囲気は、よく言えば自由奔放ですが、放任と言ったほうが正確でした。
 
10年以上甲子園から離れ、目標を見失っていた。
 
そこでまずはみんなの気持ちを一つにまとめ、同じベクトルに向かわせることから始めたんです。
 
就任したその日に選手達を前に「3年以内に日本一になる」と公言しました。
 
みんなポカーンとしていましたけど、これくらい言わないと、永遠に甲子園すら出られない。
 
たとえはハッタリでも毎日その目標を意識するのとしないのとでは、必ず差が出ます。
 
むろん、私は本気で日本一になるつもりでしたが。

野球チーム

その目標を達成するため、鍛冶舎監督は独自の手法をとります。

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選手とのコミュニケーションを重視

その手法とは、選手との意思疎通を密にすること。
 
これは、パナソニックでのサラリーマン時代に培った経験から生まれたものです。

とにかくコミュニケーションを重視するため、大事なことは本人にメールするようにしました。

例えばエースに対して、「次の試合は先発から外すけど、理由は○○だから」といった具合に、本人が納得する理由をきちんと書く。

口で言っただけでは、選手もすぐ忘れてしまうのですが、文章にするとこちらの意図を理解しようと努力してくれるんです。

実はこれもサラリーマンの時に学んだことです。会社では社長とのやり取りもほとんどメールでしたので、きちっと自分の伝えたいことを書くことを求められましたから。

こうした指導法が功を奏し、就任からわずか2年で秀岳館をセンバツベスト4(2016年)に導きます。
 
(このコンテンツは週刊現代2016年4/16号(Amazon・PR)174ページを参考にしました)

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