バドミントンの竹俣明コーチが、自身の著書「いちばんうまくなる!バドミントンの新しい教科書」で、クリアーのコツを解説されています。
一部を抜粋して紹介します。
「いちばんうまくなる!バドミントンの新しい教科書」102~103ページを参考にしています。
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竹俣明コーチ クリアーの解説・最も大切なことと注意点
バドミントンのクリアーで最も大切なことを竹俣明コーチは次のように解説しています。
クリアーでもっとも大切なのはコントロールで、バックバウンダリーライン近くの後ろへ深くコントロールしなければ、スマッシュやドロップ(カット)で相手に攻撃されてしまいます。
速いフットワークで落下点に入るのがポイントですが、苦しい体勢でもインパクトのとき、人差し指(第一関節と第二関節の間)でラケット面を感じられると、厳しいコースへ返球することができます。
また、肩→ひじ→手首の運動連鎖で、ひじやムチか釣り竿のように柔らかく使い、相手にストロークやコースを読まれないことも大切です。
肩甲骨を伸ばし、できるだけ高い打点でクリアーを打つように意識しましょう。
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クリアーのコツ10個 竹俣明コーチ
本書で竹俣コーチは「クリアーのポイント」として17項目を挙げています。
ここではその中から10項目を紹介します。
- 前腕の鋭い伸展力とグリップの強い握り込みを使い、ラケットを握るのではなく手首を使い、小さく・鋭い・弾くようにスイングします。
- フォロースルーをコンパクトにしましょう。
- ハイクリアー、ドリブンクリアー、ミドルクリアーを意識的に打ち分け、空間を立体的に使いましょう。
- 打球後の次動作を速くするには、打球後に急いで前に出るのではなく、前に出ながら打つという意識を持つことです。
- 返球が浅い・ラインアウト、などのコントロールミスに気をつけましょう。
- ハイバックハンドのクリアーも、フォハンドと同様の威力で打てるようにしましょう。
- 十分な体勢でのクリアーを打つには、落下点に入るスピードを速くしなければなりません。それには最後の一歩を後ろへ大きく跳びつくフットワークがポイントになります。
- 空中での体の入れ替えは、左足の着地と同時に右足を伸ばし前傾姿勢をとり、同時につま先で鋭く床を叩く中国式のステップ法で次動作を速くしましょう。
- 肩の可動域を広げる、腕のしなりを使う、などのトレーニングを行い、いろいろなタイミングのクリアーを打てるようにしましょう。
- 大胸筋(胸の筋肉)を使い胸を大きく張り、タイミングを微妙に変化させる多彩なクリアーを打ちましょう。
クリアーのその他のポイントや具体的な練習法については、ぜひ本書を参考にしてみて下さい。
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