女子テニスの大坂なおみ選手は、2018年9月に全米オープンを制してから知名度・人気が爆発的に高まりました。
とはいえ海外が主戦場のため、日本での報道はそれほど多くないのが現状です。
「大阪出身」「お父さんがアメリカ人」といった、ごく一般的なことを知っているだけ、という方も多いのではないでしょうか。
そこでこのコンテンツでは、大坂選手に関する情報をまとめます。(情報は2019年4月時点のものです)
大阪選手の生い立ち テニスを始めてからの実績
大坂選手は97年10月16日、大阪府生まれです。
ハイチ系アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれ、幼少期に日本からアメリカへ移住します。
テニスを始めたのは3歳から。
2001年にアメリカニューヨーク州ロングアイランドに移住し、2006年からフロリダ州に住んでいます。2007年には14才以下のフロリダ選抜に選ばれました。
プロに転向したのは2013年。
2018年の全米オープンで四大大会初優勝し、翌19年の全豪も制して2大会連続優勝を果たします。
これによりアジア人初の世界ランキング1位を達成します。
大阪選手のストローク フィジカル・メンタルの強化
大坂選手の武器はストロークです。フォアハンド、バックハンドのいずれもその威力は強烈です。
加えてサーブも男子選手にひけをとらない200km/hオーバー。全豪においては女子で最多となる59本のサービスエースを記録しています。
同時にリターンエースの数でも1位となり、「ビッグサーバーからオールラウンダーへ変貌した」との評価を受けています。
オフにはフットワーク向上のために走り込み、下半身を強化しました。加えて減量と筋力トレーニングを実践し、俊敏性とスタミナもアップ。
常に十分な体勢で強いショットを打てるようになりました。
メンタル強化も進めています。
以前は試合中の感情の起伏が激しかった大坂選手ですが、2018から精神が飛躍的に安定するようになり、判断力にも磨きがかかりました。
2019年4月には、アメリカの「TIME」誌「世界で最も影響力のある100人」に選ばれました。
大阪選手の弱点?クレーコート
絶好調の大坂選手ですが、弱点らしきものもあります。
得意のハードコートだった全米・全豪を制しましたが、クレーコートでは思うような成績を残せていません。
2018年のクレーでの戦績は5勝4敗、同年の全仏では3回戦で敗退しています。大坂選手もクレーコートに苦手意識があるようです。
ハードコートやグラスコートに比べてボールの勢いが弱くなるため、ラリーが長くなります。
加えて足が滑りやすいため、強い下半身と高いフットワーク技術が要求されます。
我慢強さが必要とされるクレーコートを克服すれば、無敵の女王に近づけるのではないでしょうか。
これまでのサーシャ・バインコーチとの契約を解消し、今後はジャーメイン・ジェンキンスコーチのもと、更なる成長を図ります。
全国大会優勝・ベスト4以上の選手が実践する練習内容と選手育成術
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【テニスサンライズ朝露ヘッドコーチ 佐久間崇弘 指導・監修】