前ページ・ステップフェイントの続きです。
このページでは、酒巻清治監督によるシュートフェイントの解説を紹介します。
シュートフェイント 3つのポイント
ステップシュートを打つふりをして、DFをひきつけて(固まらせて)からかわすのがシュートフェイントです。
シュートフェイントのポイントは以下の三つです。
・DFとずれながらボールをもらう
・本当にステップシュートを打つつもりで仕掛けていく
・DFを固まらせることができたら切り返す
まずは基本どおり、DFとずれながらパスをもらいます。
半身以上ずれて利き腕が自由なった状態を作ってDFをひきつけます。
次にステップシュートのフェイクを入れます。この時、本当にシュートを打つ!という迫力を出しましょう。それにより、DFを誘導できます。
フェイクだとわからないほど鋭く腕を振れば、相手をひきつけられます。肩、肘、手首、指先を順序よく使った投げ方をすれば、鋭く腕を振ってもボールは落ちません。
「DFを固まらせる」とは、こちらのシュートをブロックしようと両手を上げて固まった状態のことです。
DFをこの状態にできれば、こちらが切り返しても対応が遅れるため、抜くのは簡単です。
DFが反応しなければ、そのまま一歩でステップシュートを打ちましょう。
チャンスがあれば、逃がさずシュートを打つ姿勢を忘れてはいけません。「シュートを打つ怖さ」があれば、このシュートフェイントの有効性もアップします。
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このコンテンツは雑誌 Handball (ハンドボール) 2015年 01月号(Amazon) 64~65ページを参考にしました。