2014年に東京で開催された女子バレーボールワールドグランプリで日本代表は銀メダルを獲得しました。

この大会で日本代表は「ハイブリッド6」と呼ばれる、独自の戦術を採用しています。
 

このハイブリッド6について、雑誌「週刊新潮」に記事がありました。さわりだけですが紹介します。(週刊新潮 2014年 9/4号129ページを参考にしています)

眞鍋監督の考えとハイブリッド6

まずは、2008年末から女子日本代表チームを率いる眞鍋監督の考え方を。

「背丈とパワーでは劣っても、日本独自の緻密さで世界一は可能とのビジョンを持つ。
 
精神論ではなく具体的なデータを示し、選手は納得して取り組んできました」(スポーツ紙記者)

記事では新戦術「ハイブリッド6」を、

一般的に2人のミドルブロッカー(MB)を1人かゼロにして、各選手は柔軟に複数のポジションをこなし、変幻自在な攻撃を加える戦術

と解説しており、常識外れの戦術といわれた昨年のMB1の発展形です。どこからでも攻撃できるため、相手は攪乱されます。
 
中国戦では相手ブロックを翻弄し、サウスポーの長岡選手は22本のスパイクのうち16本を決め、決定率は73%に上りました。
 
チームの目標は46%なので、これは驚異的と言える成功率です。
 
この戦術は眞鍋監督がデータから着想して生まれました。

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”軍師”渡辺啓太氏 データに加え選手自身も考える

監督を支える、いわば「軍師」とも言える存在なのがチーフアナリストで情報戦略担当の渡辺啓太氏です。
 
渡辺氏の著書「人はデータでは動かない(Amazon 試し読み・kindle版あります)」には、情報をいかに集め、分析し、伝達するかがよくわかります。
 
試合中は監督のタブレットに選手の動きのデータが逐一送られ、活用されていて、データありきの戦術なのは間違いありません。
 

 
しかし渡辺氏は選手に対して「データにとらわれすぎず、自分で考えるのも大切」とアドバイスするそうです。
記事にはこのようにあります。

アナリストと監督の姿勢は同じ。監督は、思いが一方通行では勝てないと、選手の性格もふまえて話し合いを大切にしている。
 
頑張れなどと抽象的に言わず、データをもとに試合での傾向を伝える。
 
選手は自分の心の中で対話するように振り返って考え、改善につなげる。瞬時の状況判断が一層問われる各選手の強い自覚が必要です。

「ハイブリッド6」とは、データに加えて、選手と眞鍋監督および渡辺氏との意志疎通、選手自身の考えが欠かせない戦術と言えるのではないでしょうか。

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