「どうすればチームが強くなるか?」とは、当サイトユーザーさんの多くが考える問いではないでしょうか。
その答えは様々であり、基礎技術の重要性やメンタル面の指摘などが挙げられるでしょう。
落合博満さんが著書「決断=実行」で、この問いに対する自身の回答を紹介されています。
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決断=実行
※サンプルを読む・Kindle版あります
同書の79~80ページから一部を抜粋して紹介します。
「しっかり食事をとり十分に眠る」練習をこなせる体力を養う
いきなりですが、落合さんの答えはこちら。
「チームを強くするには、どうすればいいですか?」 そんな質問をされた時、私が具体的な練習法を説明し始めれば、聞き耳を立てたり、熱心にメモを取り、大半の指導者が日を置かずに取り組んでみるのだろう。
しかし、私はその質問を本気で聞かれれば聞かれるほど、こう答える。
「何だかんだと言っても、しっかり食事をとり、十分に睡眠をとることでしょう」
あまりにも基本的すぎる気もしますが、しっかり練習するにはやはり絶対欠かせない要素です。
それを聞いた人たちは、「やはりそうか」と納得こそしてくれるのかもしれないが、明日から選手の食事を見直そうとまでは考えてくれないだろう。
考えてみてほしい。チームを強くするには、理に適った練習を他のどのチームよりも多く反復することだ。
そうした練習をやり切るには、どのチームと比べても圧倒的な体力が必要になる。体力がついていないのに猛練習をすれば、ケガや故障で選手は使い物にならなくなってしまう。
体力を養い、疲労から回復するには十分な栄養と睡眠が必要です。
では、どうすれば圧倒的な体力が養えるのか。誰よりも食べ、しっかり休養をとるしかない。
つまり、チームを強くするにも、選手の実力を高めてやるにも、基本の基本となるのは食事と睡眠だ。これは、拙著には繰り返し書いている。
実はこれ、わかってはいても意外と実践されていないようです。
ある時、社会人のベテラン選手と話す機会があった。チームの予算の使い方に関心があった私は、こんな質問をしてみた。
「いくつかの大会で上位に進出したシーズンと一回戦負けが多かったシーズンでは、遠征の宿泊代なども変わってくる。もし予算が余ったら、何に使っているのだろう」
選手の立場では、チームの予算がどれくらいで、それをどう使うのか詳細までは知らないそうだが、気前よく用具を購入してくれる年があり、そういう時は予算が余ったのかな、と思っているという。
「余った予算で用具を買う」のは、落合さんの考えでは優先順位は低くなります。
チームが負けたのなら、翌年は選手にいっそう頑張ってもらわなければならない。
ならば、余計な故障者を出さないよう、普段より慎重にメディカル・チェックをしたり、食事の質を上げて選手の体力を強化しようとは考えないのだろうか。
チームもしくは個人競技でも成績が思うように伸びないなら、食事や睡眠・休養といった「基本の基本」を見直してはいかがでしょうか。







