水泳はじめ水中での運動は関節への負担も少なく、腰痛を克服するために推奨されています。
運動をしなくても、水の浮力を利用して体を浮かべ、リラックスするだけでも腰に良い効果があります。
腰周囲の筋肉がゆるみ、緊張が和らぐので痛みも軽減されるのです。
水中運動の後は必ず温める!筋肉の緊張を防ぐ
腰痛対策に有効な水中運動ですが、水中療法指導士の小川太一氏は「必ずやるべき」注意点を挙げています。
それは
プールから上がったら、サウナやお風呂に入って体を温めること
です。
小川氏はこれを「とても重要なプロセス」として強調しています。
水中運動でリラックスした筋肉も、プールから上がって温めずにそのままだと再び緊張してしまうのです。
ひどい場合は、運動で疲労している分筋肉がさらに緊張し、かえって痛みが増幅しかねません。
この時の入浴には、38℃ほどのぬるめのお湯が適しています。
お湯に3分入ったら、お湯から出て1分休憩、3分入浴後お湯から出て1分休憩と二回繰り返します。これにより体だけでなく神経もリラックスします。
帰宅してからもう一度同じ入浴法を繰り返すと、さらに効果的です。
もちろん、入浴後にクーラーなどで体を冷やしてはダメです。
水中運動が腰痛に有効であると強調されることは多いですが、その後の入浴の重要性はあまり指摘されないため、参考として紹介いたしました。
最新家庭の医学シリーズ「(Amazon・PR)腰痛を自分で治す」127ページを参考にしました。