「バレーボール指導の極意」に、バレーボール・ジェイテクトSTINGSジュニア・宗宮直人監督の指導方針がありました。

同書の118~119ページから一部を抜粋して紹介します。(この本は参考になります!)


いまどき選手の力を引き出す 監督がここまで明かす!バレーボール指導の極意
※サンプルを読む・kindle版あります
※レビュー多数あります

宗宮直人監督の「礎バレー」とは 指導方針5つ

1 厳しいだけでは上達しない。楽しいだけでは勝てない
宗宮監督は簡単に選手を褒めない。ときには叱ることもある。
 
その理由は、チームの力にならない行動を取ったから。挨拶も一人だけちゃんとやっていなかったら注意する。みんなと一緒のことを頑張るのが宗宮バレーの根底にある。
 

 
2 選手を完成させない
宗宮監督がいつも選手に言っているのは、「二つのポジションをやりなさい」ということ。
 
プレーの幅が広がると、どこのチームに行っても重宝される。目の前の勝利に固執するのではなく、選手の将来を見据えた指導法だ。
 
3 セッターは演出家になれ
25点のストーリーを作るのがセッターの仕事。あらゆる状況を想定しながら試合を進めることが重要で、引き出しをたくさん持っておかなければいけない。
 
ガッツポーズ一つとっても、そこには勝敗の行方を左右する大きな意味合いがある。
 
4 みんなが同じ形を目指す
宗宮監督がコートの外から選手たちに言ったのは「今だからこそ基本に立ち返れ」。
 
どんなに悪い状況でも基本に倣ってプレーする。目指しているのは、「みんなが同じ形」「みんなが同じステップ」「みんなが同じリズム」だ。
 

 
5 ゼロポジションからスタートする
どこからパスをはじめるか、相手の攻撃に対してどこから守るのか。そのスタートにあたる位置がゼロポジションだ。
 
チーム全員が共通理解のもとに動き、スムーズにコンビネーションを展開する。だから、スティングジュニアのバレーは簡単に崩れない。
 

 
本書では、各方針を具体的にどのように反映させるのか、が詳しく紹介されています。
 
参考にしてみて下さい。