2015年のプロ野球オールスター第一戦、パリーグチームは三番から六番まで、大阪桐蔭高校出身者でした。

森友哉(西武)、中村剛也(西武)、中田翔(日ハム)、浅村栄斗(西武)と、同一高校出身の長距離打者がこれだけ揃う例は、初めてではないでしょうか。

大阪桐蔭といえば、いまや押しも押されもせぬ、高校野球の名門です。
 
同校が、プロで活躍する長距離砲をこれほど多数輩出できるのはなぜでしょうか?
 
雑誌週刊文春 2015年7/30号(Amazon・PR)に、大阪桐蔭高校の育成方針などに関する記事がありました。
 
その概要を以下に紹介します。

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大阪桐蔭高校が強打者を生む二つの理由

まず、同校がスラッガーを生み出す理由として、記事では「育成方針」と「スカウティング術」を挙げています。
 
これらを理解するためには、同校野球部の環境を知る必要があります。
 
オールスターに出場した浅村選手は、大阪桐蔭野球部について、次のように語ったことがあります。

どんなにうまい選手でも、入学したときは、レベルの高さに圧倒される。だからレギュラーになるだけでも必死。

その中で、自然とうまくなっていく。

野球のバッティング練習

そんな環境があるからか、大阪桐蔭の指導方針は、農業に例えるなら「周囲の自然環境と競わせながら、育つのをじっくり待つ」、自然農法とでも呼ぶべきものです。
 
西谷浩一監督も、細かい技術指導はしません。

打ち方は基本的に自由。少なくとも一年秋までは何も言わない

今持ってるもんでやってみろ。

という方針で、精神面における指導も同様です。

中田や森は、根はとってもいいやつなんですが、昭和のガキ大将タイプ。
 
二人とも、がちがちの規律を求められる野球部だったら干されていたかも(笑)。でも牙を抜いたら、魅力的でなくなっちゃいますからね。

大阪桐蔭の合言葉は「フルスイング」です。
 
中村、中田、浅村、森といった同校出身の選手は、とにかく強く振ります。次のページではその理由と、強く振るための練習法を紹介します。


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