東海ボーイズから愛工大名電に進学した稲生賢二選手は、侍ジャパンのU-15にも選出された逸材です。

「イチロー選手のようになりたい」と語る稲生選手ですが、東海ボーイズに入団したばかりのころは課題もありました。

「インコースの甘い球をしっかり引きつける」ライトオーバーの打球を

当時の様子を、チームの杉浦浩監督はこう語ります。

最初のうちはただ振り回しているだけで、左打者なのにライト方向へ強い打球がいかない。
 
左中間やレフト方向にはいい打球が飛ぶんですがね。

バッター

そこで監督が指導したのは・・・

そこで、インコースの甘い球をしっかり引き付けてライトオーバーにするという打撃を覚えさせるようにしました。
 
やはり、それが左打者の醍醐味ですから。
 
週刊現代2017年4/22号(Amazon・PR)161ページ

東海ボーイズで3年間杉浦監督の指導を受けた稲生選手は、長打を飛ばすコツをつかみ、反対方向へ巧みにおっつける技術も身につけます。
 
勝負どころで右翼への本塁打を放てるまでに成長するのです。

バッター
高橋由伸選手 打席での動きが少なくなった理由や立ち位置
バッター
オコエ瑠偉選手のエピソード 優れた身体能力とバッティング
バッター
松井秀喜選手・谷佳知選手のバッティング 感覚と意識
バッター
イチロー選手が城島選手に”見送り方”のアドバイス「ジーターみたいになっていた」