「口が半開きで大成した投手はいない」という言葉をご存知でしょうか?

口が半開き、つまり口呼吸をする選手は成績を残せない、という意味で、元巨人軍監督の藤田元司さんの言葉です。

「口が半開きで大成した投手はいない」集中力も落ちる

鼻呼吸の重要性が強調されているわけで、これに関する記事が雑誌「週刊文春」にありました。

西武ライオンズの菊池雄星投手が、鼻呼吸を習慣にするべく、鼻内部の手術を受けたそうです。以下に抜粋して紹介します。
 
(このコンテンツは、雑誌「週刊文春」2015年12/17号(Amazon・PR)37ページを参考にしました)

菊池がオフの11月(※管理人注:2015年です)に、長年悩まされ続けてきた蓄膿と鼻中隔矯正の手術を受けたという。
 
「ランニングで息が上がるし、投げているときも口が開いて苦しそうに見えたかもしれないですね」
 
手術前の苦しさをこう語る菊池に、思い出したのが大先輩のある言葉だった。
 
「口が半開きで大成した投手はいない」
 
言葉の主は元巨人監督の藤田元司さん(故人)である。藤田さん曰く「人が力を入れるときには、必ず丹田(お臍の下の気功のツボ)に気を集める。いつも口が開いていたらそこから気も力も逃げるし、集中力も落ちる。
 
だからいくら才能があっても口が半開きで大成した投手を見たことがない。いい投手は必ず口元が真一文字に締まっているものだ」ということだった。

ピッチャー

この説が科学的かどうかは別にして、確かに人は力を入れるときにはグッと歯を噛み締めて下腹に気持ちを集中する。いつも口が半開きではなかなか気持ちも力も入らないのは体験的にもわかることだった。
 
もちろん運動生理学的にも、鼻が詰まれば酸素の摂取量は落ちるし、持続したパフォーマンスにマイナスなのは明白だ。しかも睡眠障害や生活面でも悪影響が出る。
 
野球選手に良いことがないのは明らかで、鼻が詰まって口が半開きの菊池は、まさに大成できない投手の典型だったわけである。

手術後、菊池投手は食事で醤油をかける量が減りました。普段の生活で、すでに変化が表れているのです。
 
鼻呼吸は、野球のためのコンディション維持に限らず健康のための必須条件としてしばしば強調されます。鼻呼吸は、免疫力維持や口内の健康の維持に貢献しているのです。
 
野球に必要なフィジカル以前に、まずはカゼをひかないといった健康維持が重要なのは、言うまでもありません。
 
口を開けて呼吸するクセがある投手は、まずは鼻で呼吸するよう習慣づけましょう。

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