2016年の長野マラソンで、3時間30分切りの日本最高齢記録を更新した小口親司さんは、息子の秀哉さんからのアドバイスでトレーニングを行います。

親司さん「長野の前は、10~30kmの変化走をよく行いました。ただ走るのではなく、500mのウォーク→2000mのランを繰り返すことで、精神的にも余裕を持って距離を踏むことができました。また週2回はプールで1時間の水中ウォーク。これらは全て息子のアドバイスです」
 
(このコンテンツはランナーズ 2017年07月号10~11ページを参考にしています)
 
親司さんが秀哉さんからアドバイスをもらうようになったのは75歳の時です。
 
1歳刻みランキングでは毎年3位以内に入っていましたが、その年は前年から10分以上タイムを落として4位になってしまいました。
 
「練習が単調になっているのでは?」と危惧した秀哉さんは、練習メニューを見せてほしいと申し出ます。
 
それをきっかけに、二人は練習のやりとりをネットで始めます。
 
親司さんがその日の練習内容を掲示板に書き込み、秀哉さんがそれに対しコメントや提案をするのです。

コーチでもある秀哉さんのアドバイス「股関節を使う」

秀哉さんはこのような点を強調しています。
 
「大切なのは、股関節を使った走り。変化走のウォーク区間は、負荷を少なくするだけでなく、しっかり股関節を意識して大股で歩くようにアドバイスしています。
 
また水中ウォークも、故障のリスクを抑え、股関節周りの筋肉を鍛えるには、効果大だと思います」
 
 
土日の朝6時30分からは、地元の小・中学生向けに秀哉さんがランニング教室を開催しています。
 
「2000mのペース走や全員参加のリレー、時には鬼ごっこをする時もありますが、81歳の父もそれらに加わっています。雪が降る中でも、朝5時に来て黙々とウォーミングアップを行う父の姿は、子供たちの良いお手本になっていると思います」
 
秀哉さんのアドバイスとトレーニングに真摯に取り組む姿勢のおかげで、親司さんは76歳から1歳刻みランキングで5年連続の1位をキープしています。