鶏の胸肉というと、たんぱく質が豊富で値段も安く、筋トレを実践している人にはうれしい食品です。
 
胸肉についているトリ皮の脂肪が気になるという意見もありますが、筋肉を意識する人であれば一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。

(このコンテンツは雑誌Tarzan 2014年4/10号(Amazon)32~33ページを参考にしています)

イミダペプチドの効果 抗酸化・抗疲労

最近は胸肉と言えば「筋肉をつける食品」というより、ある成分による「疲労回復効果」が強調されています。
 

 
そのある成分とは、イミダペプチドです。
 
イミダペプチドはたんぱく質の一種で、鳥の胸肉に多く含まれています。
 
例えば、オオハシシギという渡り鳥は、何百kmも休みなく飛び続け、二週間でおよそ1万kmを飛びます。
 
この疲れ知らずの恐るべきスタミナの源が、羽の付け根にあるイミダペプチドであるとして注目されました。
 
イミダペプチドには抗酸化作用があり、細胞がさびて傷つくのを防ぐだけでなく、疲労因子の発生を抑制し、細胞の機能低下を抑える働きがあります。
 
・・・というと何やら特別な成分のように思えますが、イミダペプチドは身近な食品にも含まれています。




イミダペプチドを多く含む食品と含有量

イミダペプチドを多く含む食品と含有量(mg/100g)を以下にまとめます。

鶏胸肉 1223
豚ロース 928
豚モモ 833
カツオ 811
鳥モモ肉 467
牛モモ 265
 

 
普通のたんぱく質も同様ですが、上記の食品を食べても、全てのイミダペプチドが体内に吸収されるわけではありません。
 
鳥胸肉であれば、一日100g程度摂取すると、吸収されるイミダペプチド量は200mgほどとされています。
 
現在、イミダペプチド関連のサプリメントなどは多数流通しています。
 
トレーニングでは、筋肉をつけるための栄養とともに、トレーニングの疲れを早く抜くのも大事なポイントです。
 
トレーニング後だけでなく、日頃の疲れがたまっていると感じる時も、イミダペプチド関連食品を利用するのも良いのではないでしょうか。
 

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