バーベルを担いでのスクワットや、高齢者が筋力維持のために行う自体重スクワットでは、「膝を深く曲げ過ぎないように」と指摘されます。

スクワット運動については色々な説がありますが、膝を90度程度まで曲げる、いわゆるハーフスクワットが推奨されるケースが多いようです。


アスリートやボディビルダーでなければ、フル(ボトム)スクワットのように膝を曲げ切るスクワットはそれほど一般的ではありません。
 
それはなぜでしょうか?
 

 
最も大きな理由は、膝関節は深く曲げると負担がかかりやすい構造だからです。
 
膝関節を曲げると膝蓋骨(膝のお皿)が大腿骨に押しつけられ、半月板の一部が圧迫されてしまいます。
 
また脛骨結節が太ももの筋肉に引っ張られる形になります。
 
このとき、体重60kgの人の膝関節には420kgの負担がかかっています。
 
膝への負担という危険性はありますが、スクワットは非常に優れたトレーニングです。
 
特にある程度年齢を重ねてくると、何かひとつ筋トレをやるならスクワット、という主張は多く、管理人も同意見です。
 

 
膝関節を傷めないフォームを理解してスクワットを実践すれば、健康生活の大きな助けになってくれます。
 
トレーニング本を参考にしたり、ジムでトレーナーに質問して正しいフォームを身につけましょう。