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雑誌「剣道時代」2015年05月号から、富士ゼロックス剣道部の稽古内容を紹介しています。
 
切り返しの後は、基本打ち練習を行います。行う技は以下のとおりです。

・大きく面打ち(3本×2)
・小さく面打ち(3本×2)
・小手打ち(3本×2)
・胴打ち(3本×2)
・逆胴打ち(3本×2)
 
・諸手突き(3本×1)
・片手突き(3本×1)
・小手面打ち(3本×2)
・引き技(技を自由に選ぶ 3本×2)
 
注意点を挙げます。
 
・構え合う時に立ち上がりの間合い(試合開始時の間合い)から始める それにより、気の充実、打ち間の入り方などを学べる
 
・三本連続打ちこみで、打って抜けた後、縁を切らないようにする
 
・振り返った時に左のかかとが床につかないようにする

 
上原主将の解説です。

なんとなく稽古をしていると、ついつい一足一刀の間合いで構え合ってしまいます。試合の始まりは、この間合いではありません。
 
元立ちと掛かり手、両方が間合いを意識するようにしています。

試合を想定し、全てを一本にするつもりで打ちます。
 
そのためには大きな発声で気持ちを充実させ、緊張感をもって攻め合いましょう。
 
基本稽古の後は、三人組での連続の打ちこみ稽古です。
 
元立ちは試合場の真ん中に立ち、かかる側は両サイドの白線から白線まで足を使って打ちこみます。
メニューは以下のとおりです。
 
・大きく面打ち連続7本×2
・小さく面打ち連続7本×2
・小手面打ち連続5本×2
・面体当たり引き技×2
・一息の掛かり稽古3回

 
面体当たり引き技は、面体当たりと引き面・引き小手・引き胴を交互に行います。
 
体当たりでしっかり相手を崩した後、一本になる打ちができるように、一本一本しっかり打ちます。
 
一息の掛かり稽古では、掛かり手の息が続く限り行い、元立ちは止めません。
 
連続打ちこみは、体力的に大変ハードです。この厳しい稽古により、300チーム以上が出場する実業団大会を勝ち抜く体力・気力・打突力を養います。

実業団大会で優勝するには、7試合ないし8試合を勝たなくてはいけません。
 
そのため、面の打ちこみの数は試合の数と同じ「7」にしました。
(上原主将)

一本一本の打ちが惰性にならないよう気をつけます。足遣いなどの動作を緩慢にせず、足を使った正しい打突をする意識が必要です。
 
ポイントをまとめます。
 
■足を使って正しい打突をする。連続で打ちこむ中でバランスを崩さないように
 
■体当たりをするときは、しっかり相手を崩し、しっかり打突をする
 
■一息のかかり稽古は、掛かり手が諦めるまでやめない

 
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