2015年1月、スノーボードの世界選手権スロープスタイルで、日本の鬼塚雅選手が優勝しました。
 
日本女子では初、16歳3ヶ月の鬼塚選手は同選手権最年少優勝でした。


 
3回滑って最高得点で争う決勝で、鬼塚選手は2回目に92.50をマークしました。


「緊張感は半端ではなかった」そうですが、高く滞空時間の長いジャンプは際立ち、滑りは安定していました。
 
最初の横2回転半(キャブナイン)は決勝に出場した選手の中でも最高レベルであり、柔らかい着地を難なく決めています。
 
熊本市出身で、福岡市の室内施設で5歳からスノーボードを始め、8歳の時には将来性を見込まれて大手用具メーカーからサポートを受けます。
 
海外の大会にも積極的に参加し、実力をつけてきました。
 
2014年のソチ冬季五輪は全日本スキー連盟の派遣基準をクリアできず、出場できませんでした。
 
しかしオフのトレーニングに励み、技の完成度を上げ、メンタル面の強化を進めます。
 
五輪出場を逃した悔しさをバネにし、今回の「これだけの点数が出てうれしい」結果につながりました。