前のページ・福本豊さんの長打力の秘密 ”腰から回す素振り” 盗塁に最も必要なのは?の続きです。


福本さんが盗塁を決め続けることができたのは、ある”秘密兵器”の存在があったからでした。
 
このコンテンツでは福本さんがピッチャーのクセを以下に研究したか、などについてまとめています。

ピッチャーをビデオで撮影&クセを研究!

福本さんが盗塁スタートの研究を始めるきっかけは、偶然だったと言っても過言ではありません。

初めて盗塁王になったとき、嫁さんの両親が8ミリテレビカメラをプレゼントしてくれたんです。  

それで「プロ野球選手だった記念を残そう」と思って一塁側スタンドから撮ってもらったら、たまたまピッチャーのフォームやクセがばっちり映ってた。  

へえ、こらようわかる!と面白くなって、それからクセを観察すると、もう百パーセント。  

  「お前走れ」って教えてくれてるようなもん。例えば村田兆治さんは、牽制のときはちょっとフワッとした構えに見える。 打者に投げるときは力が入るから固い。  

投手のクセを見極めようと、いろいろ研究しました。

福本さんのスパイク 少し小さめに作る理由は?

福本さんのスパイクは、特注品でした。
 
素材も希少なものです。

陸上競技の選手のシューズを履かせてもらったら、めっちゃ地面のキャッチがいい。金具が野球のスパイクより前についてるんです。  

で、メーカーさんに「こういうのを作ってくれ」と。素材もいろいろ試して、カンガルーの腹の部分の柔らかい皮がいいと。  

少し小さめのサイズで作って自分の足形で伸ばしておくんですよ、履いたとき足にぴったり張り付くように。  

一頭から一足分しか取れない皮で、両足で五百グラムなかった。年間三十足は履きつぶしました。  

(年間三十頭分の皮を使っているため)申し訳ないから、オーストラリアに行ったとき、カンガルーに餌をぎょうさんやってきました。

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