体操選手の山室光史さんは現役時代ウェートトレーニングを一切しませんでした

それらしいものは、体幹を鍛えるための腹筋運動くらいです。(これは昔傷めた腰を保護する目的もありました)


チューブを使ったインナーマッスルのトレーニングは実践していましたが、
 
「体操に必要な筋肉は体操で作った方がいい」
「演技をしながら体ができていくのがベスト」
 
という方針だったのです。
 

 
体操選手の間では「試合筋」という言葉があり、緊張したり集中力が高まるといつもより力を発揮できるそうです。
 
そのゾーンに入ると、いつもなら失敗してしまうような場面でも、「もうひと踏ん張り」が利くのだとか。
 
練習ではほとんど成功していない技が本番で決まったりすることもあります。
 
山室選手は

意識的には、練習の状態では100%の力でやるのではなくて、自分の中の7割程度の力で演技内容をできるようにしておいて、試合の時に8割、9割まで力を上げる感じ。

と語っています。
 
「力を7割程度しか出さなくても演技できる」状態まで仕上げておく必要があるわけですね。
 
残りの3割を本番で出すことで勝負をかけるというわけです。
 
(雑誌Tarzan 2010年10月28日号(Amazon)号を参考にしました)