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雑誌「剣道時代」2015年1月号から、竹ノ内佑也選手の記事を紹介しています。
 
竹ノ内選手はメンタル面の強さを常に意識しており、それはおのずと長所として際だつことになります。

竹ノ内選手の長所について、恩師にあたる佐藤成明範士、香田郡秀教士、鍋山隆弘教士、福大大濠高の黒木貞光氏に話を聞いたが、全員が共通して話していたのは「気持ちの強さ」だった。
 
だれが相手でも動じない。今回は最年少ということもあり、年上の選手たちに対し捨て身で挑戦ができたという利点もあっただろうが、あの堂々とした試合運びは若さだけでできるものではないだろう。
 
腹のすわり方について、非凡な才能があるようだ。
 
竹ノ内選手に、試合の時どのようなことを考えているか聞いてみると、そうか、と思わせる答えが返ってきた。
 
「試合中は何も考えないですね。こうしてやろう、などと考えると空回りしがちなので・・・。(不思議と)不安がよぎったりはしません。
 
試合前も何も考えないですね。
 
逆に(考えるとするならば)何を考えていいかがわからないです」
 
試合中に雑念を考えない習慣がついているのだろうか。もちろん勝利に対するどん欲さは自覚しているが、試合になれば相手との戦いのみに集中しているという。

重要な場面で「何も考えない」のは、剣道に限らず他のスポーツでもしばしば耳にします。
 
日頃の練習で体に覚えさせた”最善の動き”が、反射行動として試合で再現されるのでしょうか。
 
竹ノ内選手は面技にはこだわりがあります。

今回の竹ノ内選手の試合で印象を残したのが面技。今回、決めた技の7割が面だ。
 
得意技の一つだという。
 
「面打ちについては、高校の頃黒木先生から『単調な面になりがちだから、研究しなさい』と言っていただき、それから攻め方、仕掛け方などを考えるようになりました」
 
現在、試合の組み立てや、攻め方を考え、溜めなども研究している。そうするうちに、面技を武器にして他の技をいかすことにもつながったという。
 
「面を中心にして、試合の構成を考えています。面が決まるときには、勝ち上がることが多いですね」
 
勝利に偶然はない。毎日の研究の成果が、全日本選手権という大舞台で花開いたのかもしれない。

「剣道時代」の竹ノ内選手の記事紹介は以上です。記事には、その他の解説もあります。参考にして下さい。
 
このコンテンツは剣道時代 2015年 01月号84~89ページを参考にしました。