前ページ・オーバーフェイントの続きです。
酒巻清治監督のフェイント解説記事シリーズは今回で終わりです。
最後はターンフェイントです。
ターンフェイントのコツ 仕掛けるチャンスと体の動かし方
回転フェイントも呼ばれるように、クルッと回る動きで相手を抜くフェイントです。
バスケットボールの「スピンムーブ」に似ています。
ターンフェイントのポイントは以下の三つです。
・DFとずれながらボールをもらう
・密着してきたDFの身体を支点にターンする
・ターンは素早くコンパクトに
これまでと同様に、DFとずれた位置でボールをもらい、DFをおびき寄せます。
進行方向をふさごうとDFが体を寄せて来た時が、ターンフェイントのチャンスです。
密着してきたDFの身体を支点に、小さく鋭くターンします。
このフェイントもDFの対応、力をうまく利用するのが大切です。
OFが左に行こうとしてDFが進路をふさいできたら、相手の身体を利用して反対側の右側にターンします。(逆方向なら逆にターンします)
ターンが大きいと相手に追いつかれるため、「小さく鋭く」を忘れてはいけません。
そのためには両手を体に近づけて確実にボールを保持し、フィギュアスケートのスピンのイメージで回ります。
ターンでDFをかわしたら、ドリブルを一回ついてスペースに走り込みます。この時のドリブルは、DFから遠い手を使えれば理想的です。
ターンフェイント単独ではなく、ここまで紹介してきた各種フェイントと組み合わせると、さらに効果的です。
雑誌 Handball (ハンドボール) 2015年1月号のフェイント特集記事紹介は以上です。
記事では、連続写真の解説付きです。
理解をより深める参考になります。
このコンテンツは雑誌Handball (ハンドボール) 2015年 01月号(Amazon)72~74ページを参考にしました。